私の住む地域には、隣組という組織があります。
我が家はまだ越してきたばかりなので入っていませんが、町内会の下のさらに細かい組織で、近所の人同士が入って、回覧板などを回しているようです。
ですのでこれに入っていると、少なくとも隣人が誰なのかまったく分からないとうことはなくなります。
でもこういう組織はいわゆる古い田舎の地域にあって、子供が虐待されている場所の多くはそういうところではありません。
虐待が発生する多くは、賃貸マンションやアパートなどで、若い人も多く出入りも激しいので、このような組織はできようがないですよね。
でも、そういうところこそ、この隣組という機能が必要だと思うのです。
前回の記事で、周りの住人に関心を持つということを書きましたが、もし、賃貸マンションやアパートにまで隣組機能が働けば、虐待防止にもっと効果は上がると思います。
隣組の管理を町内会から市レベルへ引き上げ、住民票が出された時点で、全員入るような仕組みになれば、近所の住人同士のつながりは生まれます。
ただ、個人情報の問題が大きな壁になります。
田舎ではよくても、都心では住人同士がお互いの個人情報を持っているということで危険な目にあうこともあり得ますよね。
最低限の個人情報のみで、住人同士が例えば回覧板のようなものを回し合い、最低限のつながりを持つことを、市や国が管理するような法律ができればいいのかなと思います。
いつか、政治家の先生に会うことがあれば、この件を相談してみたいです。
厚生労働省や法務省などに、意見してみようかなとも思っています。