虐待されている子供を救いたい~地域の見守りネットワーク~ -2ページ目

虐待されている子供を救いたい~地域の見守りネットワーク~

親から子への虐待。今もどこかで苦しんでいる子供がいるかもしれない。私達一人一人が、同じ地域に住んでいる人達へ関心を持つことで、子供からのちょっとしたSOSに気づいてあげられるかもしれません。皆で少しずつ、地域への意識を変えていきませんか。

厚木市で当時5歳だった男の子、りく君が父親により密室に監禁、餓死させられた事件。

私は、同世代の子供を持つ母親です。

まだ生まれてたったの5年。
どれだけ親の助けが必要か。
親からの愛情を必要としているか。
親の存在がすべてであり、親からされること、言われることに従うことしかできない。
まだとても無力で純粋な存在です。

しかし一方で、もうちゃんとした感情もあるし、痛い、苦しいなどの感覚もはっきりしています。
たった一人で何日も何日も父親を待ち続けて、どれだけ寂しかったか、悲しかったか。
餓えと乾きにどれだけ苦しんだか。
彼が亡くなるまでの日々を思うと、本当につらくて胸が苦しい。

密室に閉じ込めて、放置虐待し、死なせた父親。
そんな父親だと分かりながら見捨てて出て行った母親。
かすかなSOSを無視した行政。

まわりに責められるべき大人はいっぱいいる。
それぞれが重い罰を受けてほしいと心から思う。
ただそれ以外の人達が、どうして誰も助けてあげられなかったのでしょうか。

他人への無関心や、地域の人達の見張りの目が全くなかったからだと思うのです。
近所で一人でも不審に思う人がいれば。
気にかけて見続ける人がいれば。
りく君が亡くなったり、亡くなった後もこれだけ長い間発見されずにきてしまった事態は防げたかもしれません。

今の児童虐待防止への取り組みでは、市役所や相談所に通報があったとしても、人手が足りず、数回の訪問で終了して助けきれないことが多い。
かといって、ボランティアとして疑わしき家庭の継続的な見まわりを申し出ても、個人情報の壁があり、一般市民が協力することはできないのが現状。

こうしてる今でも、どこかでりく君のようにひどい目に遭っている子供がいるかもしれない。
せめて私達ができること。
それはもっと他人に関心を持つことではないでょうか。
おせっかいでもいい、日頃から近所をよく観察して、何か異変がないか常にアンテナをはっておくことではないでしょうか。

あの子はどこの子だろうか。

元気がない様子ではないだろうか。

孤立しているような親子はいないだろうか。

小さな心がけですが、全国に、これを意識しながら過ごす人達が増えるほど、何かしらの子供からのSOSはどこかで拾えるかもしれません。
そして継続的に見守り続けることで、手遅れになるような事態が少しでも減るかもしれません。

私はどうしてもりく君の死を無駄にしたくない。
これだけかわいそうな目にあったのにも関わらず、この問題が何も変わらない、りく君が無駄死にになってしまうのが一番かわいそうだと思うからです。

りく君のためにも、近所の観察、地域の人達への関心を、一人でも多くの人が持ち、それが全国に広がっていけばと願い、この記事を書きました。

ここまで長文を読んでくださった方、ありがとうござます。

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みんなで子供への見守りの輪を、広げていきましょう。