とは言うものの、大学は行けば良かったかななんて思うことはよくある。


もちろん大学に行っていれば今の人生は無かったのだろうし、過去の選択を省みても得るものは何も無い。


学歴コンプレックスがあるのか。

それは微妙。


私も採用面接をする機会があるが、中途半端な大学を卒業しているぐらいなら中卒や高卒の方が可能性を感じる。

それは自分を重ねている部分は否めない。

一方で大卒の方が一般常識があり、物の考え方がしっかりしているイメージもある。


たまにどこの大学出てますか?なんて訊かれることがある。

大学行ってませんよと答えると、驚いた振りをして「行ってそうなのに」と偏見MAXな謎のお言葉を頂戴することもある。

中には当たり前のように大学行っていることを前提に話をしてくる人もいる。

そこに劣等感はないけれど、なんか申し訳なく思いあえて言い出さないことはよくある。


これは誰でも知っていることだけど、一個人の仕事ができるという一点に置いてだけ言うと、学歴は一切関係ない。

ただ、絶対数と比率の話。

企業の採用面接で大卒を条件に据えるのは至極当然だと思う。


私は決して能力が高いわけではないが、要領がいいのと運が強いこともあり、仕事の成果と言う意味では平均よりもやや高い水準で出せると思う。

もし、学歴に重きを置いている人がいたとしたら、自分より成果を出せる高卒の存在は自己否定になるだろう。

まさか、大人になってそんな馬鹿なことを考えている人は、まぁ多少はいるんだよね。


今はもう時代が違う。

大学の進学率も半数を超える。

若者は進学すべきだと思う。

わざわざ自らアドバンテージを背負う必要は無い。

学費など奨学金を背負ったとしても、取り返せるだけの価値と意義がある。

だけれど、その四年間を学業に使うつもりがないのならお金と時間の無駄だ。

それなら高卒だろうが大卒だろうが大して未来は変わらないだろう。


個人的には専門学校とか良いと思う。

専門学校も千差万別なのでよく吟味した方が良いだろうが、自分が学びたい分野に特化するのは賢いと思う。


いずれにしても、ただ遊びたいだけなら意味ないなって感じ。


昔と違い、今や進学率は半数を超えているのだ。

これは逆に捉えれば、ある意味実力に物を言わせやすい環境とも言える。

二人に一人が行けるような場所に価値などない。

大切なのは義務教育を出てから社会に出るまでの期間、どこで何を学ぶかだ。


もし私がタイムマシンで過去に戻り、タイムパラドックスを無視して18歳の若造にアドバイス出来るとするなら、いやぁ、自分には会わずにキャバクラにでも行くかなぁ。


他人の人生に干渉するタイプじゃないし。