よし、今日はエッチなマッサージに行こう!と心に決めたら下痢になる。

仕事の調子が良くなって作業が進み出したら下痢になる。

たまの休みに海でも見に行こうって思ったら下痢になる。

だから僕はエッチなマッサージには行かないし、仕事も進まないし、気分転換もできない。

どんだけ繊細なんだって話。


人間は人生の三分の一を寝るのだから、寝具にはこだわった方がいい。

これは理にかなっていると思う。

寝具に数百万かけても、それで人生の三分の一を快適に過ごせるなら、また良質な睡眠が起きている時の人生にも良い影響を及ぼすのなら、数百万は決して高くない。

じゃあ、僕は人生のどれぐらいをトイレで過ごすのか。

いつも自分専用のトイレがあるわけではないので難しいけれど、トイレ空間にはお金をかけて快適さを追求すべきなのではないかと考えている。


本は当然だし、映画も観れた方がいい。

オロナミンCを冷やすための冷蔵庫もあった方がいいし、空調や空気清浄機も必要。

もちろん無理なのはわかるけど、浜村淳に待機してもらっていつでも怖い話をしてもらえるのであればこれ以上ない贅沢。

もし自分が国家を自由に動かすだけの権力を手にしたら、そんな夢も叶うのか。

叶わない。

何故なら、浜村淳は権力や金で動く御仁ではないからだ。

そもそも、僕みたいな人間が浜村淳を呼び付けようとしている時点でおこがましくて傲慢の極み。

むしろこちらから浜村淳のトイレに出向いて、お尻を吹く係をさせていただく必要がある。

わかっている。

わかっているのを承知で夢を語らせて欲しい。

帰宅してトイレのドアを開けたらいつでも浜村淳がいる。

そんな夢のような生活はきっと来ない。

夢は夢のままにしておくしかない。


だけどOne Time。

テレビの企画でもドッキリでもいい。