「自分に都合の良いように解釈した」ということ。

これってもの凄く理解できるというか、僕自身もよくやる。


またポジティブとネガティブの話になるけど、ポジティブというのは、物事を自分の都合の良いように考えることに他ならないと思う。

そして、それはとても自分を安心させることだと思う。

悪く言えば、考えないようにする、ということ。


もし自分が何らかの良くない事態に直面し、この先どう転ぶかわからないような状況を悲観的に捉え、事態を悪化させるのは悪手だと思う。

限られた選択肢の中で、事態が大きくならないことを祈り、静観するというのはかなり合理的な選択でもある。

ただ、ハイリスクハイリターンでもある。

事の重大さを読み違えると、大きな損失を被る。


ネガティブであれば、静観するにしても裏工作はするだろうし、事態が悪化した時の対処は幾重にも準備する。

ネガティブな時は自分に都合の悪い方に物事を捉えるので、精神的には辛いけど、結果が想定よりも悪くなることはない。

もし、自分が考えた途がすべて途絶え、何らかの形で責任を取らなければならない時は、潔く謝りたいと思う。

真実だとしても、自分の弱さを楯にするのは往生際が悪くて格好悪い。


ポジティブな人間と仕事をする時は、余計に気を遣う。

物事の判断をすべて任せると、何か悪いことがあった時に巻き込まれる。

ポジティブな人間特有の勢いは利用して、必ず自分の逃げ道は用意しておく。

そうしないと、日々心配で夜も眠れない。


よく思うのは、組織を作るならポジティブな人間をトップに据えて、ネガティブな人間は二番手で補佐でするのがベストだと思う。

そんなことを考え出したのは最近だけど、昔から自分は補佐でこそ輝くと思っていた。

なのに今は補佐するような立場にない。

今でも誰かを探しているのかも知れない。