昔、まだ小学生だった頃、父親の影響で「同級生」「同級生2」「下級生」をプレイしていた。

 

何かというとパソコンのゲームなんだけど、当時で言う美少女ゲーム?エロゲー?

 

ときめきメモリアルに近いようなって、それも古いけど。

 

まぁ、何の影響を受けてるんだって話だけど、受けたものは仕方がない。

 

 

当時あったパソコンは今みたいに直感的なものではなかったし、一般的でもなかった。

 

ソフトもフロッピーディスクだったし。

 

それに、そのタイトルだけで美少女系のHなゲームだなんてわからないし、当然、世間一般的な知名度なんて知らない。

 

ただそこにパソコンとフロッピーディスクがあったから、何の知識もマニュアルもないまま試行錯誤を繰り返して動かしてみただけ。

 

分かってしまえばフロッピーディスクを入れてパソコンを起動するだけだったと思うけど、フロッピーディスクが認識されなかったり、急に真っ黒な画面によく分からない英語が表示されたり、何だかんだあった気がする。

 

それに、一度そういうゲームだと知ってしまってからは、罪悪感というか親にバレてはいけないという思いもあったから、こっそりとプレイしていた記憶もある。

 

 

今思えば何とも不健康な生活環境だとは思うけれど、とりあえずあの時代に自力でパソコンゲームを動かしたことを評価して欲しい。笑

 

誰にも言わなかったと思う。

 

学校で友達にも何も言わなかった。

 

パソコンがあることも、ゲームを動かしたことも、それがHなゲームだったことも。

 

こういう性格はすでに形成されたいたんだな、なんて思う。

 

秘密主義というか、閉鎖的なところ。

 

 

この「同級生」「同級生2」「下級生」というゲームは、今では伝説のゲームとも言われている。

 

2年位前にソーシャルゲームになっていたけど、まぁ評価は散々だったみたい。

 

僕はもう興味がないので知らないけれど、そもそもソーシャルゲームで再現しようとする時点でナンセンスというか、原作へのリスペクトを感じない。

 

具体的にどんなゲームかというと、主人公は高校生で夏休みとか冬休みの期間に色んな行動をして、主に同級生や下級生と知り合って仲良くなるってゲーム。

 

今ではありきたりな設定だけど、逆に言えばありきたりを作ったパイオニア的なゲームだったかも知れない。

 

あぁ、そういえば、僕は同級生とか下級生よりも、町内に住む未亡人の家にばかり行ってたなぁ。

 

そういう性的嗜好までもが既に形成されていたとは。

 

 

主人公はシリーズによって代わるんだけど、いつもモテる。

 

まぁ、それもありがちなんだけど、ゲームを進めているとモテる理由がわかる。

 

基本、プレイヤーは主人公になりきって進むスタイルなんだけど、まったく共感できずに客観的に見ていた記憶がある。

 

その時は小学生高学年ぐらいだったと思うので、愛だの恋だのそんなことは想像すらできなかったけど、主人公のやさしさとか男らしさとか、そういうモテ要素は伝わってきた。

 

もしかすると、僕の恋愛バイブルの原点はここにあるのかも知れない。

 

その割にはモテないけど。

 

 

このゲームを今プレイしても楽しめるのか。

 

それは正直わからない。

 

だけど、当時はかなりのめり込んでいたし、少なからず影響を受けた。

 

このシリーズの良さを説明するのは難しいけれど、Hな要素がおまけだと思えるぐらいに完成度が高いゲームだったと思う。

 

 

今はもうインターネットで検索すればすぐに攻略情報が出てくるから、女の子を探すのも同時攻略するのも容易いんだろうけど、当時は本当に試行錯誤とパターン記憶。

 

割と家では一人切りの時間も多かったし、その過程も楽しかったのかな。

 

そう言えば、大阪日本橋の怪しげなビルの4階にあったパソコンゲームを取り揃えているショップに行って、「同級生2」の攻略本を買った。

 

帽子を深めに被って18歳以上に見えるようにって、どう考えても無理があるんだけど。

 

結構大きめのイラスト集付きの攻略本、

 

それなりの値段がした気がする。

 

なんか、それのためにお金を貯めてたような記憶もある。

 

そして、そんな大きな本、親に見つかったらダメだから必死に隠していた。

 

今の時代だったら、インターネットで見ればいいし、隠すならクラウドでいいのか。

 

便利な時代になったなぁ。

 

別に今は隠すこと何もないけれど、最先端の技術にはなるべく付いていかないといけない。

 

仕事柄もあるし。

 

 

っていうか、うちの父親なんなん。笑