これをしている人はどれぐらいいるのか。
僕は今でこそほとんどゲームはしなくなったが、子どもの頃は暇さえあればゲームをしていた。
ファミコン、スーパーファミコン、PS1、セガサターン・・・
中でも好きだったのはRPGで、ありきたりだけれど、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストのシリーズが好きだった。
その影響があって、今でも僕は割といつでもゲーム脳だ。
例えば、よく大阪梅田の地下街はダンジョンだと言われるけれど、僕からすれば、地下街どころかこの世界すべてがダンジョンでありフィールドだ。
鳥取砂丘なんて、ドラクエの砂漠を歩いている気分だった。
ドラクエにしてもFFにしてもモデルはこの世界なわけだからむしろ逆なんだけど、先にゲームで世界の広さや仕組みを知ってしまったからこうなっている。
HPゲージ、MPゲージ、状態異常ももちろんある。
HPは睡眠で回復。MPは栄養ドリングで回復。状態異常は医薬品で回復。(できないものもある。)
エネルギーゲージもあって、これはHPとは別で設けている。
HPとも連動はするが、HPは行動によって減っていくのに対し、エネルギーは時間とともに減っていく。
ゲームオーバーはHPが尽きたとき。
朝起きると、まぁ徹夜続きとかでない限り、HPは80%、エネルギーは30%ぐらいで始まる。
ちなみにHPが100%になることはない。
残念ながら、レベルが上がるにつれてHPは減っている。
代わりにMPと特殊能力は増えている。
朝電車に乗って職場に着く頃には、HPは50%、エネルギーは20%。
正午頃になると、HPは30%、エネルギーは10%。
昼食を食べて、HPは50%、エネルギーは90%。
中華丼のイカが腐っていて、毒状態。
みたいな感じで、自分の状態をゲージで把握している。
多忙でやむなく徹夜をしてしまった日は、当然HPは0に限りなく近くなる。
仮眠だけの徹夜が続くと、HPゲージが常に赤色でそのうちアラートを発信し始める。
徹夜が終わってきちんと睡眠を取っても、すぐに回復はしない。
そんな生活を続けているうちに、最大HPが少しずつ減っていく。
状態異常も治らない。
たまに気分転換で神戸の教会に行くと、心が洗われて状態異常が治る。
まぁ、こんなことをしていても、大したメリットはないと思う。
強いて一つ挙げるなら、エネルギーゲージを把握しているので、食べすぎることがあまり無いことか。
あと、状態異常が出たらすぐに病院に行くので、悪化することが少なかったり。
ゲージの他にも、ゴールド(お金)だったり、装備(服)だったり、生活のすべては割とゲームの世界に置き換えることができる。
何度もいうけれど、ゲームがもともとこの世界をモデルにしているのだから当然だ。
昔、「ラサール石井のチャイルズクエスト」なんてゲームもあったけど、あれだってそう。
主人公は売れないアイドルで、敵は一般の人で言葉で攻撃してくる。
それに対して、よいしょで応戦する。
現実世界もそう。
剣や盾や魔法はなくても、敵が攻撃してくるから、何らかの能力で応戦する。
人生は冒険である。