仕事とプライベートの切り分けをきちんとしないといけない。
それは重々承知しているのだけれど、実際はなかなか難しい。
会社員時代は、残業はとりあえず考慮しないとした場合、平日9時~17時ぐらいまでが仕事の時間、それ以外はプライベートの時間。
ただ、僕は仕事で必要な知識の習得を自宅で個人的にしていた。
いつの頃か、これは滞りなく仕事を遂行するために行っていることなのに、無給だと感じたことがある。
しかし、それは自己投資であり、その自宅での学習が出世や賃金上昇に繋がるのであれば無給とは言えない。
要はモチベーションの問題であり、そういった自己投資は嫌々やるのであればやらない方がいいと思う。
果たしてその先に何があるのか。
自宅でプライベートな時間を使って学習をする。
その目的が出世や賃金上昇。
それで満たされるのであれば問題ない。
自分自身の仕事や技量に誇りを持ち、組織の中で尊敬される人生を望むのであれば何の問題もない。
だけど、自分はプライベートの時間を削り努力を重ねたけれど、正当な評価を得ることができていないと感じたら。
仕事の出来不出来ではなく、政治的な駆け引きや所謂太鼓持ちのように世渡り上手な人が優先して出世するのだとしたら。
そのうち「正当な評価を得られない」と言って転職することになるのだとしたら。
人生において、通常は健康であれば、働いて賃金を得るという行為は避けられないものだと思う。
つまり、大抵の人が、仕事とプライベートの両面を持っていることになる。
自分の人生において、どちらに比重を置くのか。
それはその人次第で、人生を充実させるためには、自分にとって最適なバランスを保つ必要がある。
ただ難しいのは、そこに金銭的事情が入り込むため、必ずしも自分が望むバランスを取り続けることができるとは限らない。
現状と理想。人生プラン。何を目的に働くのか。
話を戻すと、現状の自分には仕事プライベートの切り分けがない。
事務所にいる時間を仕事、家に帰ったらプライベート。
そう自分の中で決めてしまったとしても、比重が90%以上仕事に偏っている以上、安息の時間はない。
だけれど、どこかで息抜きをしないと、健康状態、精神状態、そしてモチベーションを維持し続けるのは難しい。
今日は休むぞ!って決めて、例えば買い物だとか旅行だとか予定があればまだしも、特にこれといった予定がない時は、暇を持て余していることに焦燥感を感じてしまう。
やるべきことはいっぱいある。
例えそれがすぐにお金に反映されないものばかりだとしても、蒔けるだけ種は蒔いておきたい。
そもそも「仕事」とは何か。
お金になるかどうかわからないことを仕事と呼べるのか。
よく家族や友達に「今日仕事?」とか聞かれる。
一体何が仕事で何が仕事じゃないのか。
例えば、「¥マネーの虎」を見ているのは仕事なのか。
新しいビジネスのために街へ出てインスピレーションを高めるのは仕事なのか。
自分のモチベーションを上げるために遊ぶのは仕事なのか。
サラッと嘘がつけない僕は、いつまで経っても「仕事といえば仕事かな。」みたいな曖昧な返事しか返せない。
業務はすべて社員に任せて、悠々自適、ゴルフ三昧の日々は果たして訪れるのか。
自分にとっての最終目標はどこなのか。
思考を変えないといけない。
このままではいけないと思いつつも、いつまで経っても悩みが尽きない。