一人分の幅しか無いエスカレーターがあるじゃないですか。

エスカレーターの横には階段があるじゃないですか。

僕は楽をしたいので、エスカレーターに乗ります。

すると後ろから降りてくる人が、「歩け」というプレッシャーを与えてくることがあるじゃないですか。

いつもじゃないけど、結構な頻度であります。

何となく背中を押されるような形でエスカレーターを歩いて降りる時もあるけれど、普通に考えたらおかしいです。

百歩譲って、通勤時の人がごった返している時間帯ならわからないでもないけど。

急いでいるなら、階段を使えばいい。

階段を駆け降りるより、エスカレーターを歩いて降りる方が速いかも知れない。

だけどそれは傲慢過ぎるとは思いませんか。

僕は一段に二人乗れるエスカレーターでも、なるべくなら歩きたくない。

歩きたいなら階段を使えばいい。

階段が無い場合は仕方無いとしても。


そんなに急いでどうするんですか?

その十秒にどれほどの価値がありますか?

本気で急いでるなら、本気で階段を駆け降りた方が速いでしょう。

通勤時に駅の構内で走るとか、正直やめてほしい。

三十分早く家を出れば、余裕を持って歩けるはずでしょう。

まぁ私も時間ギリギリで急いでいる時は多々あるけれど、それは心の中だけで、動作は多少早歩きになる程度。


寝坊してパンを咥えながら走るのは、普通に恥ずかしいことだと思うのです。

机が散らかっている、時間にルーズ、身だしなみが整っていない。

この日本においては、「だらしない」というレッテルが貼られ、「社会的信用」に関わるわけです。


だらしない自分でいるのは、自分のプライベートスペースと、自分を包み込んでくれる人の前だけ。

なるべく人前では、カッコイイ人、宇宙人的に言えばカッコマンでいたいものです。