なりたい自分を思い描き、思い描いて、思い描く。

今日も明日も明後日も。

すると、なりたい自分になれるという。

人間、思い込みは大切で、 プラセボ効果だったり、気力で病気が治ったり。

眉唾物も多いけど。


なりたい自分が明確化していれば、自ずとそれに向かった行動をする。

問題は、なりたい自分になるためにどれだけの努力をし、どれだけ耐えることができるかだけど、まぁなんといっても、人間、それが一番難しいもので。

努力が辛くてなりたい自分を諦めたら、冒頭の話は嘘になるわけだけど、その時は、それ程なりたいわけじゃなかったんだ、と結局は自分自身に言い聞かせる。

なのでやっぱり、なりたい自分を思い描き続ければ、なりたい自分になれるのだ。

死ぬまで思い描き続け、死ぬ直前になったら、夢の途中、死ぬのが早過ぎたのだ。

歩のままでも金に成っても、取られたら終わり。

金に成るのはしんどいから、ずっと歩のままでいいや。

金に成るのも大変。

でも、金に成るのを諦めるのはもっと大変。

結局、楽になる道は無く、盤の上で足掻く。

三歩進んで二歩下がる、なんてのもあるが、残念ながら、歩は後には戻れない。

進むか留まるか。

長く盤の上に居続けるために、留まる我慢も必要かも。


何かをするために、今、自分を縛り付けているものを全部捨てたくなる。

いざ捨てようとなると、案外捨てられないものばかり。

とりあえず部屋の掃除をする。

いらないものは全部捨てちゃえ、と意気込む。

だけど、いざ手に取ると、どうしても捨てられないものばかり。

元々無かったものなのに、失う段になると急に惜しくなる。

何もかも捨てても、どうせまた使えないものばかり集めるくせに。


今すぐ成ろうとしても成れない。

成るために一歩ずつ進むことが大切なのかも。