偶然にもお釣りが666円だった。


666は悪魔の数字。


どうでもいいんだけど。



悪魔の数字と言えば、

エヴァンゲリオンの碇シンジくんの誕生日は、

確か6月6日だったはず。


これはきっと偶然ではなく、

リリスから生まれたリリン(ヒト)の象徴、

つまりルシファーの子供、

悪魔の子供って意味だと思っている。


あくまで推論で公式設定は知らないけど。



エヴァンゲリオンってなんであんなに人気出たんだろう?


新劇場版はともかく、

十数年前にTVアニメで放送された時。


僕はエヴァンゲリオンは好きだ。


僕は好きだけど、

どう考えても一般受けするような内容じゃないと思うんだけどなぁ。


綾波レイやアスカがかわいいからかな。



僕はシンジくんを始め、

登場人物の心理描写や言動にすごく共感できたし、

物語の設定が複雑かつ謎めいていたのが好きだった。


今でもたまに見るけど、

14歳の少年少女にすごく共感する。


いい歳して…って、

なんか自分自身を嘲笑する。


僕が大人になれていないのか。


精神年齢が低すぎるのか。


それとも、

年齢だけ重ねても、

ヒトはやっぱり弱い生き物で、

誰しも多少なりともシンジくんに共感できたから、

あんなにもエヴァンゲリオンがブームになったのか?




シンジ「僕には人を傷付けることしかできないんだ。だったら何もしない方がいい。」


ミサト「自分が嫌いなのね。だから人を傷付ける。自分を傷付けるより人を傷付けた方が心が痛いことを知っているから。」


旧劇場版のシーンだったと思うけど、

ここはなんかとても印象深い。


でも一番好きなセリフは、

これも旧劇場版だけど、

人類補完シーンで、

碇ゲンドウが言ったこれ。


「自分が人から愛されるとは信じられない。私にそんな資格は無い。」




みんなそうなの?


僕から見れば、

周りの人たちは自信に満ち溢れているように見える。


少なくとも、

愛されることに違和感を感じていないように見える。


僕はよくわからない。


あと少しで30歳になるというのに、

よくわからない。



好きとか嫌いとかよくわからない。


自分が人から愛されるとは思えないし、

自分が人を愛せるとも思えない。


乙女か!って。


30歳なのに。


思春期じゃないのに。




傷付きたくない。


傷付くぐらいなら何もしない方がいい。


傷付けたくない。

傷付けるぐらいなら我慢して適当に笑ってる方がいい。


だから自分の心に鍵をかける。


ATフィールド。



こんなこと誰にも話さないけど、

誰かに話したら何て言われるだろう?


どうせまた、

ネガティブだって言われるのか。


私もそうだよって言われるのか。


本当にそうなの?



自分のATフィールドは誰よりも強い気がする。


そう思い込んでるだけ?



「バリアーに勝てるのはバリアーだけだ!」

ってネモ船長が言ってた。


でもバベルの光ならバリアーも突き破れそうな気がする。


突き破って欲しいのか?


僕は誰かに補完されたいのか?



シンジくんは自らの意思によって人類補完を発動し、

自らの意思によってそれを中断した。


その後、

アスカと二人だけの世界になって、

アスカの首を絞めた理由は明確にはなっていなかったと思うけど、

僕なりの解釈としては、

『やっぱり人が怖くなった』

だと思う。


そのどうしようもなさが、

なんというか、

もの凄く心に響いて、

自分に重なり合う。



ナディアはストーリーが面白くて、

音楽がカッコ良くて、

特に第38話は特に好きなんだけど、

エヴァは何より『共感』の部分が強い。


綾波レイとかアスカとか、

かわいいけどそこまで強い共感は無い。


碇シンジに共感し、

碇ゲンドウに共感し、

加持リョウジに共感し、

冬月コウゾウに萌える…ことは無いが、

よく考えたら、

男性キャラクターばかりが印象深い気もする。


男の女々しさ、

男の弱さ、

男にしか分からない何かがあるのか。


逆に女性なら、

ミサトさんやアスカに共感する?



サードインパクトは2015年。


補完されるのも悪くない。




たった一枚のレシートから、

よくここまで話が飛躍するよな、

なんて、

自分自身ちょっと呆れる。