美容室ってさ、

何であんなに憂鬱なんですか?(*^^*)


僕は一ヶ月半に一度、

そしてもう七年くらい同じところに通って、

担当も一度も変えてないし、

スタッフも見慣れてるのに、

未だに慣れない。


毎回、

初めて行ったみたいに緊張するし、

電話予約すら憂鬱。


ドア開けて入って、

受付済ませて、

ロビーに座らされてる時、

本気で逃げ出したくなる。


この歳になって、

大抵の場所では、

緊張こそすれど、

腹をくくれば冷静でいられるようになったのに、

美容室だけは、

未だにソワソワするんだよね。


何でだろう。


その原因を考えてみるんだけど、

正直わからない。


一つ挙げるなら、

場違い感が半端無い。


バーとかのアウェイ感とはまた違う、

クラブとかハイブランドショップとかで感じるアレ。


自分に自信が無いからか?


どれだけ虚勢張っても、

いや、

虚勢を張るのは自信が無いことの裏返しなわけだけど、

つまりそういうことかな。


シャンプーしてもらってさ、

椅子に座らされて、

髪はオールバックにされてるんだけど、

その状態で鏡を見たら、

本当にもう死にたくなるよね。


前髪が如何に大切かってのを思い知らされる。


前髪もそうだけど、

短髪が似合う人って、

本当に男前なんだと思う。


前髪補正ってすごいんだから!


女の子だってそうだと思う。


額をオープンにすれば、

印象って全然変わると思う。


とにかくさ、

美容室に行く日の朝から、

終わって解放される瞬間までで、

もの凄く精神的ダメージを受けるんだよね。


誰に何かを言われるわけでもない。


ただ自分で自分を否定して、

とにかく疲れる。


真っ暗な部屋の中で、

鏡に向き合って、

「お前は誰だ?」

と問い続けると、

ゲシュタルトが崩壊するって聞いたことあるけど、

仕組み的には同じ感じ?


「ラーの鏡」は真実を写すというけれど、

ラーでなくても、

鏡は残酷なほどに真実しか写さないよね。


普段、

鏡に写る自分の姿を見続けるなんてことないからなー。


なるべく不都合な真実から目を逸らして生きてるからなー。


自分大好きな人は、

美容室は苦じゃない、

むしろ楽しみですらあるんじゃないかって考えると、

確かにそんな気がする。


床屋に行けばすべて解決なのかも知れないが、

たまには身の程を知るのもいい機会なのかも。


現実から目を逸らしていると、

そのことを忘れて、

いつの間にか勘違いしてしまってたりするし。


美容室で雑誌を読んで、

忘れてた何かを思い出すってのも、

僕は結構よくあるし。


ただ髪を切る場所じゃない。


苦痛で憂鬱だけど、

髪を切る以上に大切な場所なのかも知れない。


だから僕は通い続ける!


切る髪が無くなるまではっ!!