もう五年とか六年ぐらい前の話なんだけど、
当時付き合ってた彼女が、
左右どちらかの手で十円玉を握って、
僕が握られている方の手を当てる、
そんな遊びをした。
そもそもその遊びの発端は、
僕が彼女に対して、
君の考えてることなんか大体わかる、
なんて、
ちょっと挑発っぽいこと言って、
じゃあ、
私がどちらの手で十円玉を握るか当ててみてよ?
ってことになったんだけど、
見事に当てられた彼女は意地になって、
もう一度やる!
ってなって、
結局十回ぐらい、
少なくとも十回は続いたんだよね。
彼女の性格を考えて、
今右手だったから、
次も右手だろうな、
なんて考えながらやってたんだけど、
さすがに十回以上も連続で当てられた彼女は、
なんていうか、
負けを認めたんだよね。
「なんでわかるん?」
って本気で不思議そうな顔をしてた。
隣に座ってた彼女の友達も、
最初の二、三回は、
「すごーい!」
なんて言って笑ってたんだけど、
段々と訝しそうな表情になっていって、
多分、
そのトリックを考えてたんだと思うんだけど、
結局、
わからなかったみたい。
話は高校の時にまで遡り、
当時、
高校生が携帯電話を持つのがまだ当たり前では無い時代で、
携帯電話の社会通念的なルールがまだ定まってない、
いや、
それは言い訳だけど、
当時の僕達は、
仲間の誰かの携帯電話でイタズラするのが好きだった。
授業の前に友達のマナーモードをこっそり解除しておいて、
授業中、
タイミングを見計らってその友達に電話をかけて、
恥ずかしい着信音を鳴らす、
みたいな。
最低やな(*^^*)
いつも僕のターゲットになってた男友達がいたんだけど、
ある時、
その男子が恋に落ちたんだよね。
(たぶん)
僕を含めた周りは、
好きってメール送ればいいやん!
とか言って過剰にはやし立ててたんだけど、
なかなか行動に移さないので、
もう勝手に送ったろか?
みたいなことを言ってみた。
じゃあ、
その男子、
なんか妙に得意気に、
別に送ってもいいよ?
的なことを言う。
ある体育の授業の後、
僕は誰よりも先に更衣室に戻り、
その男子の携帯電話を手にした。
すると、
携帯電話にロックが掛かってたんだよね。
だからあんなに自信有り気で得意気だったんだ。
その携帯電話のロック解除番号は、
確か数字四文字だったと思うんだけど、
思い付くもの、
例えば誕生日とか電話番号とか単純な数字の羅列とか入れてみたんだけど、
さすがにそんなに容易では無かった。
体育の後に少し早く戻ってきただけだから、
そんなに時間も無いしね。
結果的に僕は、
その男子が恋するあの子に、
イタリア人も顔負けの情熱メールを送ったんだけど、
その男子は、
メールを送られたことよりも、
ロックを解除されたことに驚いてて、
なんで四桁の暗証番号が分かったのかをしつこく聞いてきた。
自分の携帯電話を勝手に触られて、
勝手に誰かにメールを送られるとか、
今だったら絶対に有り得ないよね。
いや、
当時でも有り得ないか。
なんて言うか、
女の子からのメールの返信内容も込みで、
ホントに悪いことしたなーって思ってるんだ(*^^*)エヘヘ
二分の一を十回連続で的中させる確率、
四桁の数字を的中させる確率、
普通に考えたら有り得ないよね。
疑り深い人ほど、
目の前で起きたこと、
自分が体験したことには滅法弱いからね。
幽霊否定派の人だって、
UFO否定派の人だって、
自分の目で幽霊を見たら、
目の前にUFOが降りてきたら、
もう信じざるを得ないでしょう?
でもよー、
世の中に不思議なことやわかんねーことはたくさんあるけど、
いつだって、
真実はいつもだいたい一つ!
なんだぜ!
ばーろー。
当時付き合ってた彼女が、
左右どちらかの手で十円玉を握って、
僕が握られている方の手を当てる、
そんな遊びをした。
そもそもその遊びの発端は、
僕が彼女に対して、
君の考えてることなんか大体わかる、
なんて、
ちょっと挑発っぽいこと言って、
じゃあ、
私がどちらの手で十円玉を握るか当ててみてよ?
ってことになったんだけど、
見事に当てられた彼女は意地になって、
もう一度やる!
ってなって、
結局十回ぐらい、
少なくとも十回は続いたんだよね。
彼女の性格を考えて、
今右手だったから、
次も右手だろうな、
なんて考えながらやってたんだけど、
さすがに十回以上も連続で当てられた彼女は、
なんていうか、
負けを認めたんだよね。
「なんでわかるん?」
って本気で不思議そうな顔をしてた。
隣に座ってた彼女の友達も、
最初の二、三回は、
「すごーい!」
なんて言って笑ってたんだけど、
段々と訝しそうな表情になっていって、
多分、
そのトリックを考えてたんだと思うんだけど、
結局、
わからなかったみたい。
話は高校の時にまで遡り、
当時、
高校生が携帯電話を持つのがまだ当たり前では無い時代で、
携帯電話の社会通念的なルールがまだ定まってない、
いや、
それは言い訳だけど、
当時の僕達は、
仲間の誰かの携帯電話でイタズラするのが好きだった。
授業の前に友達のマナーモードをこっそり解除しておいて、
授業中、
タイミングを見計らってその友達に電話をかけて、
恥ずかしい着信音を鳴らす、
みたいな。
最低やな(*^^*)
いつも僕のターゲットになってた男友達がいたんだけど、
ある時、
その男子が恋に落ちたんだよね。
(たぶん)
僕を含めた周りは、
好きってメール送ればいいやん!
とか言って過剰にはやし立ててたんだけど、
なかなか行動に移さないので、
もう勝手に送ったろか?
みたいなことを言ってみた。
じゃあ、
その男子、
なんか妙に得意気に、
別に送ってもいいよ?
的なことを言う。
ある体育の授業の後、
僕は誰よりも先に更衣室に戻り、
その男子の携帯電話を手にした。
すると、
携帯電話にロックが掛かってたんだよね。
だからあんなに自信有り気で得意気だったんだ。
その携帯電話のロック解除番号は、
確か数字四文字だったと思うんだけど、
思い付くもの、
例えば誕生日とか電話番号とか単純な数字の羅列とか入れてみたんだけど、
さすがにそんなに容易では無かった。
体育の後に少し早く戻ってきただけだから、
そんなに時間も無いしね。
結果的に僕は、
その男子が恋するあの子に、
イタリア人も顔負けの情熱メールを送ったんだけど、
その男子は、
メールを送られたことよりも、
ロックを解除されたことに驚いてて、
なんで四桁の暗証番号が分かったのかをしつこく聞いてきた。
自分の携帯電話を勝手に触られて、
勝手に誰かにメールを送られるとか、
今だったら絶対に有り得ないよね。
いや、
当時でも有り得ないか。
なんて言うか、
女の子からのメールの返信内容も込みで、
ホントに悪いことしたなーって思ってるんだ(*^^*)エヘヘ
二分の一を十回連続で的中させる確率、
四桁の数字を的中させる確率、
普通に考えたら有り得ないよね。
疑り深い人ほど、
目の前で起きたこと、
自分が体験したことには滅法弱いからね。
幽霊否定派の人だって、
UFO否定派の人だって、
自分の目で幽霊を見たら、
目の前にUFOが降りてきたら、
もう信じざるを得ないでしょう?
でもよー、
世の中に不思議なことやわかんねーことはたくさんあるけど、
いつだって、
真実はいつもだいたい一つ!
なんだぜ!
ばーろー。