この時期、

夏期休暇明けの人達のお土産が毎日のように配られる。


いらない。


このお土産制度って日本特有?


自慢ではないが、

社会人11年目、

僕は会社でお土産を配ったことがない。


まぁ、

どこかへ行くこと自体が少ないというのもあるけれど、

例えばどこかに行くとしても、

絶対に仕事関係の人には話さない。


仲の良い人がいれば、

世間話で事後報告するかも知れないけど、

でもお土産を買ったりなんて絶対にしない。


とりあえず、

お礼を言われるのが面倒くさい。


そして、

自分がお土産なんていらないと思ってるし、

いちいちお礼を言うのも面倒くさいから。


大したものを貰うわけでもなく、

気持ちがこもっているわけでもなく、

そして大して美味しいわけでもなく、

はっきり言えば、

お礼の言い損だ。


もちろん、

個人的に貰うものに関しては、

ありがたいと思うし、

ちゃんとお礼も言いたいと思う。


でも、

あの儀式的な感じの茶番、

あげる側も、

別に見栄を張りたいわけでは無いだろうし、

とりあえず適当になんか買っとけばいいか的なあの感じ。


しょーもない。





僕は、

いつか自分も皆のようになれると思ってた。


周りと一緒なんてなりたくないと思いながらも、

そのうち同じ様になるんだと思ってた。


自分は結婚には向いてない。


結婚なんかしたくない。


そう思いながらも、

いつかは妥協して在り来たりな結婚をするんだと思ってた。


だけど現実は、

この歳になっても何も変わらない。


相変わらず周りに溶け込めないし、

無理して溶け込む振りをしようとすらしない。


周りの「当たり前」に疑問を抱き、

茶番だ馴れ合いだと心の中でバカにして、

自分が「みんな」とどこか違うことに、

何か社会的に正当な理由を付けようとする。



最近ね、

自分の感情をかなり抑え込むことができるようになった。


無駄に笑顔を見せることが多くなった。


どうでもいい。


馴れ合う努力を止めて、

溶け込むことを諦めた。


自分は自分で生きてくしかない。


無理に自分を傾ける必要は無いし、

仕事上、

馴れ合いが必要な時はちゃんと演じれる。


媚びへつらうこともできるし、

飼い慣らされてる振りもできる。


一人になる時はあるけれど、

劣位に立つことはない。


嫌になったら簡単に投げ出すこともできる。


辛く感じることが多くても、

仕方が無いから働く。


最低限のリスクを背負って、

手に入れる自由を思うままに使う。


ちょっと大人になった気がするんだ。


でもね、

こんなこと書きながら、

それでもやっぱりまだ、

そのうち結婚して平凡な家庭を築くんじゃないか、

築けるんじゃないか、

なんて思ってたりするんだけどねw