大阪の日本橋。


通称ヲタロードを徘徊。


なんばパークスで買い物してたんだけど、

ちょっと時間が空いたから。


俗にオタクと呼ばれるような要素は、

残念ながら僕には一切無い。


だけど、

日本橋は昔から何かと縁があって、

ただの裏道だった頃のヲタロードも知ってるけど、

いやいや、

熱気というか、

エネルギーがすごい。


それに、

メイドが至る所に立っては、

道行く紳士に声を掛けている。


そのトークは、

ガールズバーのそれとよく似ている。


客を連れて行けば、

そのまま店内に残れるのかな?


そうだとしたら、

この灼熱の中、

一刻も早く逃げ出したいだろう。


しかし僕は思った。


メイドに対して好意的な紳士と、

メイドとの温度差が激し過ぎる。


メイドは汗だくになりながら、

満面のかわいい笑顔を作ってはいるけど、

目が全然笑ってない。


目が全然笑ってないお!w



それは路上だけじゃなく、

店内で接客してるメイドも同じ。


なんだろう。


仕草も笑顔もめちゃくちゃかわいいのに、

目が笑ってない。


もちろん、

心底楽しんでるメイドもいるだろうし、

そういう子は人気もあるんだろうけど、

結局は仕事。


その笑顔、

その仕草でお金を稼いでいるわけで、

まさか私生活でもメイドの格好をして、

ご主人様に寄り添っているわけがない。


当たり前だけど、

キャバクラやガールズバーと何も変わらない。


ただ、

ターゲットが違うだけ。


キャバクラとかガールズバーもそうだけど、

客はそこんとこ、

ちゃんと理解した上で、

割り切ってご主人様を演じているのかな?


正直、

そういう風には見えなくて、

ちょっと不思議に思う。


もちろん、

メイドに限らず、

キャバクラもそうなんだけど、

同じシステムなのに、

何か異質な感じがするのは、

僕の偏見か、

それとも非日常的過ぎるからか。


何年か前に、

友達とメイド喫茶に行ったことがあるんだけど、

なんか雰囲気がめちゃくちゃアウェーで、

女の子も何か感じているのか、

周りの景色以外、

普通の喫茶店と何も変わらなかった。


それとも一見さんはお断りなのか?


周りの客は、

楽しそうにメイドとご主人様を演じていたのに。



ヲタロードを歩いてると、

もちろんここでも僕は声を掛けてはもらえないんだけど、

どう見ても高校生のメイドが、

うちわを持って、

仲間になりたそうにじっとこっちを見ていた。


興味半分、

うちわ欲しさ半分、

僕はメイドに近付いて、

うちわを貰った。


じゃあそのメイドは、

急に笑顔になって、

馬車の中に…じゃなくて、

僕の横にぴったり付いてきた。


ぴったりってのは、

並んで歩いていて、

腕が擦れ合うぐらい。


まぁ、

接触してる時点で僕的にはアウトだと思うんだけど、

それも一つの作戦なんだろうと思った。


正直言うと、

暑いからなるべく離れて欲しかったんだけどw



メ「暑いですねぇ(^^;)」


僕「灼熱やな。」


メ「ちょっと休憩して行きませんか?(≧∀≦)」


僕「いや、今日はいいよ。」


メ「なんでですかぁ!○○とお話しよーよ~(〃▽〃)」


僕「あかんねん。そういうのあかんねん。」


メ「な・ん・で・ですかぁ~!!(*`Д´*)」


僕「ごめんなー。」


メ「なんでですか!理由を言いなさ~い!!(*`Д´*)」


僕(ドッキーン!!(*´Д`))



不覚にも、

かわいい命令口調にドキッとしてしまった。


こういうのも良いかも知れない。


喫茶店じゃなくて、

個室でお話できるんだったら、

ホイホイ付いて行ったかも知れない。


いやいや、

なかなか奥が深いものですな。



はぁ、

メイド50人くらいに押し潰されて死にたいおー(*´Д`)ハァハァ