僕は高校生くらいまで、


プロレスが好きで、


深夜のテレビ放送を欠かさず観ていた。



八百長、


という言い方はちょっと違うかも知れないけど、


プロレスはショーであり、


真剣に勝ち負けを争う格闘技ではない、


ということに気付いたのはいつ頃だっただろう。



多分、


中学生ぐらいだったと思う。



それでも僕は、


愚零闘武多が好きで、


ビデオを何度も何度も繰り返し観ていた。



憧れていた。




今はもう、


それ程熱中はしていない。



それは、


愚零闘武多の髪の毛が無くなったからではなく、


ただ単純に、


興味が薄れていった。



でも先日、


たまたま夜にテレビを付けると、


新日本プロレスの試合が流れてて、


知らない選手も多くなったんだけど、


獣神サンダーライガーが出て来た時は、


なんか嬉しくなった。



でも、


ライガーに、


もうあの頃のキレは無かった。



僕が歳を重ねた分、


ライガーも衰えたのか…。



僕のベストマッチは、


確か神戸で行われた、


「グレート・ムタ VS 獣神サンダーライガー」



試合の内容を今でも鮮明に覚えている。



昔と違って、


今はもうゴールデンタイムにプロレスが中継されることも無くなった。



マサ斎藤、

ヒロ斎藤、

猪木、

天龍、

藤波、

長州小力、

越中、

闘魂三銃士、

馳浩、

佐々木健介、

テンコジ、

ケンドー・カシン、

エロ・サムライ、

スコット・ノートン…



新日本プロレスが好きだった僕は、


あの頃が懐かしい。



今は、


スター性を持った選手が少ない気がする。



もう一度、


「グレート・ムタ VS 蝶野正洋」


が観たい。



そんな日は来るだろうか。。。