時代はエコだぜ。

イルミネーションなんてやってんじゃねえよ。

緩めてやるからな。

イルミネーションのライトを1つ1つ緩めてやるからな。

まずは御堂筋だ。

次は梅田。

東京スカイツリー。

ルミナリエ。

ニューヨーク。

全部緩めてやるよ。

LEDだろうとなんだろうと関係ない。

フィナーレはシャンゼリゼ通りだ。

世界が闇に包まれるのさ。

そもそも、聖なる夜に人工的な光を眺めて喜ぶなんてどうかしてるぜ。

聖なる夜だからこそ、世界中のライトを消して、輝く星空を眺めようぜ。

都会のど真ん中に星空が拡がるんだぜ。

もちろんプラネタリウムなんかじゃない。

本物の星さ。

流星だって見れるさ。

天気?

関係ないさ。

俺がいかりやとブーに言っといてやる。

そもそもさ、クリスマスを楽しみにしてるなんて奴らは、クリスマスだろうが仏滅だろうが幸せなんだよ。

だからせめてクリスマスぐらい、俺達の好きにさせてくれよ。

世界を真っ暗にしてやるよ。

年が明けたら開廷だ。

何がって?

もちろんサンタクロース裁判さ。

サンタクロースは許せない。

子供に夢を与える振りして、実際は夢を奪い取ってるんだからな。

裁判員はもちろんトナカイさ。

これまで散々こき使ってきたんだ。

せいぜい裁かれるがいいさ。

どこに逃げたって無駄だぜ。

白い奴もブラック・サンタクロースも関係ない。

疑わしき奴は全員裁判だ。

北大路欣也と岸部一徳。

お前達がサンタクロース日本代表だってことぐらいわかってるんだぜ。

震えたって無駄さ。

残された時間はあと24日。

今年のクリスマス。

本当の夢を世界中にばらまいてやるぜ。