ドリームサンタクロースプロジェクト 経緯と経過報告 1(改訂v2) | 絵本で笑顔を!プロジェクト♪  ~世界中の子どもの笑顔と未来のために~

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震災以降、復興支援活動を行っている記録です。
継続して主に子どもを対象として復興支援活動を行って参ります。

ドリームサンタクロースプロジェクト 経緯と経過報告 1


今まで本当に大勢の方が関わって支援の輪が繋がった。

報告は、報いると告げると言う字を書くが、
告げることで報われる気がする。

やはり、上田さんの言うように、オープンに報告することは大切だと改めて思った。


■サンタを呼んでくれたフィンランドの竹本さん

フィンランドから、すぐ飲める赤ちゃん用ミルク(調乳済み液体ミルク)の救援物資が
日本に届いたのはNHKの特集やニュースでも有名でご存知の方も多い。
このミルク支援の中心となって活動されていた方の一人が竹本さん。

震災当時、被災地の多くは水が出ない。
そして、赤ちゃん用ミルクが足りなかった。

ミルク支援は竹本さんや多くの方々の努力で叶った。

でも、水が出ないと言うことは、煮沸消毒が出来ない!
で、イギリスのお母さんが、ミルクではなく、使い捨てほ乳びんを送ろう!と。

ミルク支援のためにお金を集めている我々を見つけてくれて、
ほ乳びん支援のイギリスのお母さんを紹介者してくださったのは、平野さんアップ

平野さんアップは、お勤めの明治学院大学のある白金地域で絵本を集める活動など、
様々な物的支援や、会議場所の提供、事業核となる人材の紹介などなど、
初動の早期から、多岐に渡り継続的に大変多くの支援してしてくださった、
本当に特別な方アップ
もちろん、被災地まで来て絵本の仕分けなどの地味で大変な作業も手伝ってくださった。

そして、大切な友人となった若くて真っ直ぐの美しい心の持ち主、森さんクローバーとのご縁も
平野さんアップだった。


当初現地の意見では近隣地域に配布する1000パック程度のミルクを希望していた。
しかし、運賃の関係で小口輸送は都合が悪い。
更に公的機関か、NPO法人などの非営利団体に一括送付が望ましい様だった。

総量1万パックのミルクは梱包して3トンもある。
そして、軽いとは言え、1万個の使い捨て哺乳瓶。

でも、被災地では不安なお母さんが大勢待っている!
最悪は、倫理法人会の宮城県2千社のルートできっと何とかなる!
何とかする!

そう考えて無理を承知で支援物資の輸入者となった。
(写真:インボイスにしっかり私の携帯電話が3台とも記載されている。
通信状態が悪い被災地の状況を物語っている)
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ミルクは外国製品。
日本人用の正規の説明書が無い!
なんせ、日本には液体の赤ちゃん用ミルクを商品にする法律が無い!

どうすれば安心して飲んでいただけるか?
そこで、ミルク支援の大元を辿り、アドバイスを求めて竹本さんらに行き着いた。


ミルクの配布は思ったより大変だった。
何せ重いし、量が多いし食品だし。

大勢の方の努力が実り、大勢のお母さんに安心が届けられた。
寝ず食べずに働いた皆の努力が報われた、本当に嬉しい瞬間だった。


311より支援物資を集める活動を開始したため、
寝ず食わずの過労が溜まっていた。

宮城県入りしたのは4月末日。
前日、最後の東京で大好きなケニーさんのお店に行って、
大切な友人でボランティアの中心の上田さんと3杯の生ビールビールを飲んだ。

上田さんは、初動支援の中、唯一私の活動に協力する声をかけてくれた人。
「ブックオフで絵本を買って送ります」と連絡をくれた。
即連絡を返し、その時から積極的にボランティアに参加。
Twitterやメールなどでボランティアさんや支援者と連絡をする中心的人物となった。

ケニーさんの店で飲んだ翌朝9時。
東京駅で待ち合わせて一緒に新幹線行くと約束したのに全く起きれず。
何とか体が動くようになったのは夕方。
12時間遅れの夜9時の新幹線新幹線に乗り上田さんを追いかけて仙台駅へと向かった。

イギリスのお母さんから、
「杉本さんが倒れていては困るので誰かを雇ってください!」
そんなこと言われても・・・
余震があり危険な被災地で働く人など正直いない。

数日だけ宮城県でボランティアをしてもらう予定だった上田さんお願いし、
仕事の予定を大幅に変更してもらって、無理に現地の臨時職員になってもらった。

1ヶ月間、同じ2段ベッドで寝る居候生活。
臨時職員の費用は£1000(ポンド)/1ヶ月
イギリスの太っ腹お母さんが気持よく出してくれた。

  イギリスママのブログ
  http://jpa4babies.jugem.jp/?eid=17

£1000は、海外送金の手数料を差っ引くと10万円ちょっと。
産業を考えると宮城県の最低時給にも程遠い。

本当に気持よく引き受けてくれた、上田さんの心意気。
当時も今もこれからも心から感謝している。


そして、協力してくれた大勢のボランティアさん合格
関係者の皆さん合格、本当にご協力ありがとうございました。

この支援のリレーに参加させていただき、心より感謝しております。
この場を借りて御礼申し上げます。


■何故、真夏にサンタクリスマスツリーか?

苦労して皆でお金と知恵と労力を出し合った。
何とか無事に大切なほ乳びんとミルクを配り終えた。

最後に竹本さんにアドバイスのお礼メールをした。
返信の文中に

 子ども用品でこういったものが必要というのがあれば、
 フィンランドからも支援していきたいと思いますのでこちらまでご連絡くださればと思います。

と。

私は直ぐに返信。

 メールありがとうございます!
 早速ですがお願いがあります。
 被災地で耐えている子どもにご褒美をあげたいと思っています。
 サンタクロースを連れてきていただけませんか?
 冬まで待てませんので、是非、半年早めのサンタさんが、
 頑張ったみんなにご褒美を!
 たとえば、フィンランドのお菓子やメッセージカードなど、
 ちなんだものがあれば嬉しいです。
 宮城県内の全幼稚園、保育園に配布する情報誌を地球の楽好で4万部配布します。
 東北の新聞、河北新報にも折り込みで県内45万部発行します。
 そこで告知できたりしたら素敵だと思います。
 本国のサンタが無理なら理事長の千葉が大柄なので、髭をつけて
 「ほうほうほう」と言う練習をさせてみますが、如何でしょうか。

 本当に悲惨な状況なので、小さな子どもが思いっきり楽しく笑える企画をしたいと考えています。

と、返信したところ、なんと、即返信が!

 実はそのアイデアを誰かと話したことがありました。
 これから連絡先を探ってみます。
 実は、去年、娘が丁度町でオフィシャルサンタさんに会って、名刺をいただいていたんです。
 実現できるように頑張りますね。

 プレゼント等も了解です。


そんな訳で、共同プロジェクトとしてドリームサンタクロース実行委員会を作り、
共同主催でプロジェクトがスタートした。