本当の自分を取り戻すために
本当の自分を見つめ直すために
この世界に
ともすれば逃げ込んできた私
外の世界では
人に必要とされ
人に認め受け入れられながら
心はいつも真実と異なることを痛感して
血を流し続けながら生きてきたけれど
もう限界だと
この心が初めて素直に叫んできた
だから何も知らないこの世界に
誰にも言わずに飛び込んでみた
何もわからず
進む方向さえ見当もつかない
不安定な感覚にとらわれるこの世界だけれど
その不安定さが
今まで自分がかぶり続けてきた重い虚実を
ほんの少しづつ はがし始めてくれた
そして その中で
少しづつ 私は自分の心を解放し始めた
自分の心の声に耳を傾け
心の声を言の葉に乗せはじめた時
そこに受け止めてくれる人がいた
自分を隠す世界の中で
それでもいいと言ってくれる人がいた
実態のない世界の中で
私は私として生きていくことを
初めて許されたのだろうか
人とのつながりを「縁」と呼ぶならば
実態のないままで
私が受け取ったこのぬくもりも
「縁」であると信じたい