街ごと免震する装置? ~ゼリー免震~ | トシの都市ウォーカー:大阪の不動産鑑定士深澤俊男のブログ

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読売新聞(1/4)の記事より


街を深い水路で囲むことで、

大地震が発生した際に地盤がゼリーのようにゆっくり変形して

揺れを小さくする「ゼリー免震」都市構想を、大林組が考案した。

阪神大震災級の大地震でも揺れを3分の1~4分の1に減らせるという。


構想では、街の四方に幅5m、深さ100mの水路を造る。

この水路が地盤を断絶しているため、

横からくる地震波はほぼ遮断できる。

また、水路で囲まれた地盤は、元からある下の地盤よりも軟弱なため、

ゆっくり揺れる。

ちょうど皿の上のゼリーと同じ原理だ。


500m四方の水路を造る場合、建設期間は約1年半。

敷地の半分を建物が占めると仮定して、

すべての建物を免震化すると約2250億円かかるが、

ゼリー免震だと約1200億円で済むと試算している。


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建物独自の免震ではなく、街ごと免震するこの構想、

とても興味深い。


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