11月にはいり、南プロヴァンスといえども寒くなってきた。
さて、今日はピーターメイルの南仏プロヴァンスの12ヶ月で紹介されている、ブーランジェリー、パン屋さんにいってきた。
ちょうど今、母が尋ねてきていて、家にあるピーターメイルの本を読んだらしい。
そこにちょうどcavaillonの一説が載っていた。
`職業別電話帳イエローページにはカヴァイヨンのパン屋17件が載っているが、
なかでもシェ・ゾーゼは味といい、品数の多さといい、まさに別格で、パン屋の殿堂
の名に恥じないと世評が高い。この店では、パンやパイやタルトを焼き、
これを食べることが一種信仰の域に達している、と人は言う。'
という文を読んで、彼女はそこにどうしても行きたくなったらしい。
本にはシェゾーゼとカタカナでしか書いていない。
そんなつづりもわからないのに、見つけられないよー。と思いながら町中をぶらぶら。
メインストリートを歩いていると、
AUZETと書いた看板が目に留まった。
あれ、店の名前なんだっけ???と思い彼女に聞くと、
シェゾーゼだよ。ここじゃないよ。
という。
や、でもちょっと待った!
フランスでは、~屋というときに頭にCHEZ(シェ)をつけるし、
最後のZとAUZETの頭のAがリエゾンして、‘ゾ'になる!
フランス語では最後のTは読まないし!
シェゾーゼとは CHEZ AUZET のことだよ!
わーい。見つけたー!
早速店に入ると、ケーキが沢山売っている。
パンも沢山売っている。
思う存分パンやらケーキやらを買って、
更には写真を撮りたいというので、
マダムに頼んで写真を撮らせてもらった。
『Chez Auzet』
ピーターメイルの本を読んだんですけど、ここのお店が載っていて。。。
というと、マダムは
ああ、そこに写真が飾ってあるわよ~。
と指を指した。
そこにはピーターメイルが来店したときの写真が飾ってあった。
母はまたその写真の写真をとっている。
はっきり言って、ここのパンを食べることが一種信仰の域に達しているかどうかは知らないが、
パンはおいしかった。
まあ、フランスのパンはどこでもおいしいのだけれど。
母は、このパンやっぱり普通のパンと違うよ!といって、パクパク食べた。
彼女も満足したようで、よかった![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)