「無濾過原酒 純米吟醸 銀ラベル」
鳥取県倉吉市西仲町の高田酒造さんのブランド「此君(しくん)」です。アーケードがあった頃には、薄暗い照明も手伝って独特の雰囲気が漂う建物にちょっぴり緊張したのは小学生の頃。
〇に「ひ」が不思議で「此君」の字体が怖くて、下に小さく書いてあるカタカナの「シクン」の文字が隙間から睨んでいるように思えて、その得体のしれないカオスぶりが今でも忘れられません(笑)。
「無濾過原酒」と聞いておおまかな味の想像が出来ると思うのですが、おそらくその想像した味よりは大人しく感じられるかもしれません。
アルコール度が14度と、原酒にしては抑えた度数が物足らないと感じるか、飲み易いと感じるかはあなた次第(笑)。ボクにはちょっぴり物足らなかったですが、いくぶんライト感のある原酒もラインナップとしては必要でしょうね。
この「紺ラベル」もライトというかドライと言うか、原酒にしてはスイスイ飲んでしまえるような口当たりです。ただ、銀ラベルほどライトではないかな?と思いますがどうでしょう。
かなり昔に、いわゆる普通酒しか出回っていなかった時期に飲んだ此君は、今回初めて純米吟醸を味わってみましたが、まだ2銘柄しか飲んでいないので何とも言えませんが、ライト&ドライが此君のカラーなのでしょうか。他にもいろいろと多くの商品があるようですので、楽しみに飲んでいきたいと思います。
此君は京都市内では店頭販売で見かけないですが、今ではネットショップで簡単に手に入りますから、良い時代になったものです。アーケード内や周辺には同級生の家が多くあったので、少年時代を思いながら心地よい酔いを楽しませてもらいました。故郷の酒「此君」ありがとう。