前回、車の免許のお話をして、伯父の事を思い出しました。
池袋の高齢者暴走事故の、翌年のお話です。
伯父は80代前半になり、「そろそろ免許を返納しようかな?」と周りの人に話をしていました。
「池袋の事故みたいに ならないように、返納した方が良いよ!」と家族一同も大賛成でした。
しかし、しばらく経っても返納しないのです。
伯父「自分の誕生日がきたら返納する。」
誕生日か過ぎると…
伯父「次の車検まで7ヶ月もあるから、もったいないから、車検がきれたら返納する。」
車検がきれそうになると…
伯父「次の誕生日まで乗る。車検は必要最低限で見てもらう。」
と無限ループです。
伯父は車の運転がとても好きです。よく目的もなくドライブしていました。
その際、妻である叔母も、助手席に乗って一緒に出かけていましたが、帰って来ると「どこも寄ってくれなかった〜」と、文句を言っていました。
免許返納に関して、問題もありました。
伯父が住んでいるのは、街から離れた 自然豊かな場所で、近くにスーパーがないのです。
バスで買い出しに行かないといけません。
かろうじて コンビニが1件だけありましたが、徒歩20分弱かかります。
伯父も伯母も、あまり歩行に自信がありません。
[どうしたもんかなぁ〜]と思っていたある日、親戚の人に本格的に相談されました。
「伯父さんの愛車を一度見てみて!心配になるから…」
早速、久しぶりに伯父の家に遊びに行く約束をして、駐車場に停めてある 伯父の車をコッソリ見てみました。
なんと…
アチコチぶつけた後があり、ボコボコです。
一部ガムテープで補修もしてあります
私はそれを見て、数ヶ月前のある出来事を思い出しました…。
続きます…