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ちくわ丸のご主人は、

お酒が飲めません。


所謂、ゲコってやつです。


体がアルコールに合わないんです。

一口飲むと、頭痛がするんです。


ですから、

飲み会に行くと、

もっぱら介抱役なんです。


ですから、いろいろな酔っ払いドラマに出会います。




クラス会の帰り、

すんごく酔った友人を家まで送っているときのこと。


その友人が、自動販売機の前で、

オイオイ声を上げて泣いているんです。


そうしたのか、ご主人がきくと、

そのお友達、自動販売機を指差して、


「 この人が、ジュース見せびらかして、

 全然、俺にくれないんだよーーーー。

 こんなにお願いしてるのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーー 」


泣きながら言うのです。


ご主人、しょうがないなぁ~と、

自動販売機でジュースを買ってあげたそうです。


するとそのお友達は、また声をあげて泣きながら、

自動販売機に向かって


「 ああ~、あなたはなんてイイ人なんだ。

 ありがとう。

 ありがとう。

 俺はあなたのこと、絶対忘れいよぉぉぉぉぉぉぉぉ~ 」


と何度も何度も頭を下げました。



ご主人、思わず大笑いだったそうです。


こんな場面に出会えるなんて、

介抱役の特権ですね。



そうそう、

そのお友達は、

とある大学病院のお医者様をしています。


ご本人は、

ぜ~んぜん、覚えてないそうです。


酔っ払いさんて、幸せなんですね~。