僕の髪型は高校生の時から変わらない。
いわゆるマッシュと呼ばれる髪型をずっと続けている。
 
クリープハイプという好きなバンドがあり、
そのボーカルの尾崎さんの髪型をずっとマネしている。

 

でも僕がやると

毛量が多くて凄くボリュームが出てしまう。

 

 

 

 

それでも僕は自分の髪型を気にっている。

自分がやりたいからこの髪型をしているのだ。

 

しかし、母は気に入っていない。

もっとさっぱりした髪型にして欲しいと言ってくる。

 

さらには僕が美容室に行く頻度まで口を出してくる。
僕は頻繫に美容室に行く方ではないので、
3、4カ月は平気で髪を切らない。

 

母は僕の髪が伸びてくると、

むさ苦しいから早く髪を切りなさいと言ってくる。

 

僕はこれが嫌で仕方ない。

 

 

 

 

普段は仲は良いがこの時ばかりは

反抗期中学生になってしまう。

 

髪ぐらい自分のタイミングで切らせてくれ!!

僕に「髪を切れ」というのは

絶対言ってはいけない禁句である。

 

しかし、バイトでも言われることがある。

スーパーには髪の長さの規定があり、

耳が隠れる髪型をしてはいけない。

それを守らないと店長に注意される。

 

 

 

 

この時はすぐ言うことを聞く。

髪を切らなくてクビになったら嫌だもの。

 

僕はなるべく店長に注意される前に

髪を切りに行くようにしている。

でも、美容室に行くのは憂鬱である。

 

僕が髪を伸ばしてる理由は

好きな髪型にしたいというのもあるが、

本当の理由は

美容室が苦手ということの方が大きい!!

 

美容室の接客が苦手でずっと行かないでいると

髪も必然的に伸びてくる。

 

髪を切ってもらう時の

美容師と二人だけの時間がどうしても僕は慣れない。

 

 

 

 

僕の社交性はゼロである。

もう同じ美容室に5年以上通っているが、

いつも初めて来たような緊張をしてしまう。

 

僕と美容師の心の距離は

日本とブラジルぐらい離れている。

 

美容師はオシャレだしキラキラしているし、

学生時代に一緒のクラスになれば

絶対仲良くなれるタイプではない。

そんな人たちと何を話していいかわからない。

 

美容師は僕の髪を切り始めると、

毎回同じことを言ってくるし...。

 

 

 

 

この「毛量多いね」は毎回言われる。

これをどう返せばいいんだ!!

別に毛量を褒められても嬉しくはない!!

 

「学生時代は毛量が多くて

友達からはヘルメットを被ってるみたいだ

なんて言われてましたよ~」

と、面白エピソードの一つや二つ話せばいいものの、

いつもうす気味悪い照れ笑いをしてしまう。

 

 

 

 

結局気まずい感じになり、

僕はそっと目を閉じて話しかけないでオーラを出してしまう。

美容師も話すことを諦める。

 

美容師とまともに会話が出来ないため、

自分の髪についての要望もうまく言えない。

 

あれ?ちょっと前髪切りすぎてない?

と思ってもそれを言えぬまま

僕の前髪はバッサリ切られていく!!

 

 

 

 

本当は美容師と気さくに話したい。

22歳になっても人見知りだなんて恥ずかしい。

 

今日こそは美容師とちゃんと会話をしようと

意気込んでも結局縮こまってしまう。

 

隣りの客が楽しそうに美容師と

会話をしていると羨ましく思うし、

歯がゆい気持ちになる。

 

 

 

 

何をそんなに盛り上がっているのか、

僕だって勇気をだせばちゃんと話せるはずだ。

 

面白い話を用意して

美容師から笑いをかっさらおう。

(そんな必要はない)

 

次行く時は必ずそうする。

後三カ月は美容室には行かないけどね。

 

 

 

 

 

The End

 

 

 

 

 


 
 
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