ハード面(墨の作り方、筆法、紙のこだわりなど)は日々の研究で解るものだが、ソフト面、所謂、精神の鍛錬はなかなか難しい。
私の場合、最近では「欲」消す鍛錬をしているが、あまりお勧めは出来ない。
それは、体を壊し、ストレスを溜める危険性があるからと言っても過言ではないので、あくまでも「オレ流」であるのでマネはしないで欲しい。
以下、列記する。
「腹を満たさない」
1日の摂取を減らし、「もっと欲しい」という食欲を消す。
ただし、懇親会や親睦会などのパーティでは、しっかりと楽しむ。
「傾聴する」
自己主張の欲を消し、相手の話を真剣に聴く。その背景を汲み取り、共感し、相手に寄り添って答えを出す。
その答えが、作品に変わる。
「煩悩を消す」
相手にこう思われたい。お金が欲しい。相手を喜ばせたい。という過剰な欲。
出来ない事を変な正義感で言うこともそう。
出来ない事は言わない、承認もしない。
異性に対する性の感情もそう。
自己満足の為の行動であり、相手に対してプラスにならない事が多い。
煩悩にかられた時は、ジョッキの水を一気飲みし、「バカ野郎!」と心の中で鼓舞し、自分を立て直す。
以上だが、要するに自分の中に潜む承認欲求を叩き斬る為の行為である。
「認めて欲しい!」と思って、認められる為にやる事は、そもそもからしてズレている。
認めない人は、理由どうあれ認めない。
認めてくれる人は認めてくれる。
ただ、そこに承認欲求が強いと「認めてくれない人を認めさせる」と、完璧を求めてしまう。
その完璧に認められたいという欲求を叩き斬る事で、初めて自分の作品が出来る。
敵は自分自身の欲である。