翌日の昼前に義弟から「検視が終わったんで引き取りに行く。一番最初に連絡がとれた葬儀社の霊柩車で葬儀場まで運んでもらい、死体検案書と死亡届を役場に提出する。」と連絡があった。
死体検案書と死亡届を役場に提出する前にコピーを5枚ずつとるように頼んで、詳細は会ったときに教えてもらった。
死因は急性心臓死(推定)
事件性がないので解剖はせず原因が特定できない場合はこの死因になると医師が言っていたらしい。
倒れたのは18日の夕方頃、そこから12時間が経過した19日午前4時が死亡推定時刻
発見したのが20日午後8時半頃
1日以上放置してたので遺体は硬直して脱水していた。
普段から元気な人だったので毎日安否確認することもなく過ごしていたから、息子2人が近隣に住んでいてもこの場合は何の役にも立たなかった。施設にいる人のほうがすぐに発見してもらって病院で延命処置をうけるんだろう。
さて、身内が死んで最初にすることは葬儀社を決めること。
これを決めないと遺体を運べない。
最初に連絡が取れた葬儀社は自宅から一番近くて駅からも近い葬儀場を持っていたので正解だった。
13時過ぎに打ち合わせのために葬儀場に義弟夫婦と集まった。葬儀コーディネーターと式の日取りと内容をつめていく、市役所には葬儀社の人が待機しており希望日を伝えたら斎場に空きがある時間帯を予約してくれる。高齢社会で斎場が忙しいらしく最短で葬儀ができる日は3日後だった。
姑の希望で家族葬で通夜はしないようにとの遺言に沿って決めた。
コーディネーターがパンフレットを広げながら流暢なしゃべりで内容を説明していく。
祭壇の飾りはどのプランにしますか?
家族葬で1日だけなので50万円ので・・・
湯灌はどうしますか?
宗派は?僧侶は?戒名は?
供花の数は?
棺桶のランクは?
骨壺の大きさは?
お食事は?
お礼の品は?
なんやかんやとオプションが増えていき、50万円ですべて込みこみだと思っていた代金は桁が増えていき、最初の低価格は客寄せの餌なんだと気が付いた。
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定額減税が始まって準備がちょっとだけ面倒です。