いよいよ大晦日。
人知れず良い事をなさった方の家には「かさこじぞう」が夜中にやってきそうな・・・・。
上の写真は昨年写した円山のお宅のお庭の風景です。
何だか「かさこじぞう」のお話を思出だします。
優しくも貧しいおじいさんとおばあさんがもちつきの真似事をして、漬け菜噛み噛みお湯を飲んで寝ていたら、夜中に優しくしてもらったお礼におじぞうさんたちがそりに乗せて正月のプレゼントを沢山置いていってくれたというこのお話、大好きです。
大晦日はお年取りでもあります。
誰でも平等にひとつ年をとります。
三好達治の詩だったと記憶していますが、こんな詩があります。
「 おみなごあり ふたりゆく
若きはうるわし
老いたるはなおうるわし」
題名は忘れました。
大変なわがまま者だったらしい三好達治ですが、こと詩に関しては、その才能たるや見事です。
その見事なハンディのつけ方に慰められながら全ての人とご一緒に又ひとつ年をとる私です。