結局、高橋父の暴力は、なかった。ドラマでは。
淳子の嫉妬心による衝動的な殺人…というか、傷害致死!?
そして、それにより、世間の中傷にさらされる遺族の姿に重点を置いてました。
田中哲司さん、めっちゃいい人じゃないですか
「慎司はもういいってことさ」
このセリフ、確か原作にもあったけど、ドラマと原作じゃ、全然意味合いが違ってる。
ドラマでは、子供に過度に期待をかけるな、親の希望を押しつけちゃいけない、って
意味でこう言ったんですね。
遠藤父に、ポンと1000万もの大金を貸してやったのも、高橋父のいい人ぶりを
示すエピソードだったんだ~
でも、高橋父、リビングのあんな目立つ場所に、死んだ先妻の仏壇を置いておく神経はどうかしてます。
高橋父も、良幸も、何かにつけて遺影に手を合わせてるようだし、
あれじゃあ淳子は嫌でも意識しちゃいますね。
仏壇は、せめて、良幸の部屋とかにしてあげて~!
淳子が起訴されることになったと、刑事が宮迫に告げます。
凶器を隠した件を問われるのかとビクビクする宮迫。
でも、どうも、凶器の件は、うやむやなままでオッケーな感じです。
ま、ドラマならではですけど。
どっちにしろ、凶器が何か、良幸にバレちゃいましたからね~
そりゃ、良幸にしたら、淳子のことは許せないでしょう
自慢の父親を殺したわけだから…
でも、物心がつく前から育ててくれている淳子への感謝の気持ちもあるはず。
それに、妹と弟を守るために、父親を悪者にしてしまったことへの罪悪感もあり、
自分の気持ちと葛藤してました。
石田ゆり子は今回の役、すごくピッタリでした。
本当に、哀しい役どころの似合う女優さんだわ。
田中哲司さんを殴るシーンと、最後の手紙はグッと来た。
あ、主人公の遠藤家ですけど、
家族の絆が取り戻せてよかったですやれやれ。
彩花もやっと志保に言い返せて、私も溜飲が下がる思いです。
ラスト、三人が同じ高校に通うようになり、生き生きした表情をしていたのがよかった。
良幸も、京都の大学に戻れたし。
そうそう、小島さんが、街と高橋家の子供たちを守るために張り切ってる姿もよかったわ。
てか、いつの間にか、ボスの座に返り咲いたみたいで、おめでとうございます。
このドラマ、ほんとによく出来てて、毎週金曜日が楽しみでした。
Aiさんの主題歌も、挿入歌も、どっちも効果的で素晴らしい!
久しぶりに上質なドラマを見たという気持ち。
終わってしまって淋しいです