争いの果てか
散らばる 足や羽根
風にさらわれ
やがては土か
相変わらず、毎朝、何某かの虫の死骸が転がっている我がアパート。
今朝は、セミの羽根とコガネムシ。
階段下にはカブトムシもか?、、、とみれば、こいつはまだ生きていた。なんだか、ちょっとホッとした。
踊り場に 散る足や羽根
誰が仕業
手摺にカラス 電線にハト
風にヒラヒラしているセミの羽根を見て、当たり前の夏の光景ではあるけれど、
「何だか可哀そうだな」と思いながら、エレベーターを降りると、足元に鳥の羽が一枚。
いや、別に犯人の遺留品というわけではないけれど、想像が繋がってしまって。
セミが鳥に突かれている様を思い浮かべると、
「食物連鎖」という言葉が、妙に生々しさを帯びる。
ふと、毛づくろいをしているカラスと目が合う
「何言ってる!お前だって、今朝、鶏肉たべたろうが!」
って言われた気がした。
お盆ですね。
せめて週末は、精進料理で過ごそうかしら。