菜の花や見渡す限りの花々に
囲まれ入れば孤独は増して


時として非日常の夢を見る
深海の底  沈むが如く


満開の桜出くわし涙する
何と悲しく苦しい景色


まずそこに、命題ありてアンチテーゼ
我テーゼなら逆説も我


二分咲きの桜の枝を一つ折り
君送るため満開にする


古ハスの淵にひかるや蜘蛛の糸
善悪行き来  我もカンダタ


好きで好きで今すぐ会いたい君だけど
殺したいほど嫌いでもある