ご存じの方もいると思いますが、JR篠ノ井線の姨捨駅から見渡せる善光寺平の眺望は、日本三大車窓の一つです。そう称されるようになったのは国鉄時代のようで、JRになってから廃線により、実際に列車の窓から眺められるのはJR篠ノ井線、姨捨駅付近だけになってしまったそうです。
私は電車通勤ではありませんが、姨捨SAのスマートインターを利用しているので、同じ景色を楽しみながら通勤しています。スマートICを出て聖高原からの道を下り、平和橋を渡って病院へ。そんな道のりを毎日往復していると、標高差300m程度でも春夏秋冬、季節ごとに色々なものを見たり、感じたりすることができます。春は芽吹きと桜、夏は蝉が盛んに鳴いています。下界が猛暑日でも姨捨は5度くらい気温が低いのです。秋は紅葉と落葉。特に黄金色に輝くカラ松が美しい。今の季節は雪の量も下界よりも多く、気温もはるかに低い。路面も凍結しています。そして、意外にもこの季節は、夜明け前に野生動物をよく見かけます。タヌキやキツネ、時にはカーブを抜けた瞬間に鹿の群れが道路を横断していて急ブレーキなんてことも。寒さが厳しい中でも動物たちは逞しく生きていますよね。私の通勤路は毎日変化に富んでいて飽きることがありません。北アルプスやその麓に広がる安曇野の風景や姨捨SAからの眺望は癒しになり、駐車スペースに整然と並んだトラックやバスも景色の一部です。運転手さんたちが頑張って物流を支えてくれていると思えば、アイドリングのエンジン音でさえもそれほど耳障りに感じません。
安全運転を心がけ、これからも往復130キロの通勤を自分なりに楽しもうと思います。
Y.N.


