10月3日(土)から4日(日)にかけて、かんきょう学部「堀割探検inおおき ハンギリ・カヌーで水辺の探検!」が開催されました![]()
このプログラムは堀割と共生してきた先人の知恵と堀割が果たしている役割を学ぶとともに、そこに生息している動植物の生態観察を通じて自然環境を守るための人間の関わりを考えるプログラムです![]()
プログラムの企画運営は大木町職員のみなさんが担ってくださいました。
初日は、大木町総合体育館に集合しました![]()
開会式の後、レクのお兄さん、トットリさんの指導で、ジャンケンゲームや缶取りゲームをしました![]()
はじめは硬い表情だった子どもたちも、次第にみんなで笑えるようになりました![]()
緊張がほぐれたところで体験学習の始まりです。
最初のプログラムは、一番人気のハンギリ&カヌーの体験です![]()
ライフジャケットを装着すると格好いいですね。
大木町のイシバシさんのレクチャーを受け、二人一組で順番にカヌーを漕ぎ出します![]()
子ども達の中には経験者もいて、上手に漕ぐチームもあれば、まったく思うように進まないチームもありました![]()
子A「ほら、ちゃんと漕がんね
」
子B「あんたが(オール)逆やろ
」
と喧嘩を始めるチームも…。
ハンギリは大木町の特産であるヒシの実を採る際に使用するもので、先人達の知恵なのです![]()
そのお堀のヒシも3年くらい前に全滅したとのことでした。
その理由は…(後で学習します)
ハンギリの乗るにはとてもバランスを要します。
少し体重のある大人は少しでもバランスを崩すと傾いたところから浸水を始め、ひっくり返ってしまいます![]()
その点、体重の軽い子ども達は、難なく乗りこなしていました![]()
子ども「ギャー
」
でも、やっぱり沈んでしまう子どもも…![]()
濡れてしまった衣服を着替え、お次はキノコの収穫体験へ移動です。
ここではドリームマッシュ理事長ヒロマツさんに工場内を案内していただきました![]()
ドリームマッシュはシメジの栽培を行っており、施設内にはシメジの成長に応じて温度管理がなされた部屋があり、中を見せてもらいました。
ビンにオガクズを入れ、栄養素と菌を注入します。
菌が育っていくと色が変わっていくのです![]()
そして約90日かけて出荷できる状態に成長するそうです![]()
シメジの収穫のレクチャーを受け、子ども達も体験させてもらいました。
先生はさすがうまい。
エアを入れると「ボフッ」という音とともに上部が浮き上がります。
恐る恐るやっていた子どものシメジは飛んでました![]()
しっかり押さえていなかったんですね~。
ちなみに、収穫後ビンの中に残されたものは畑で肥料になるそうです。
一日あたり、出荷分と残ったくず合わせて30tくらいあり、大量のくずも有効利用しているのです。
地球にやさしい取り組みです![]()
収穫したシメジはお土産にいただきました。
ドリームマッシュさん、ありがとうございました![]()
シメジを買う時は「JA大城」を選びます。
本日最後の体験は、夕食づくりです![]()
大木町の健康福祉センターに移動して、みんなで手分けをしてカレーライスづくりです。
大木町特産のシメジを加えたキノコカレーです![]()
子A「オレキノコ嫌い」
子B「ボクも…」
大人「大木町の特産、新鮮なキノコを食べたら好きになるよ」
キノコ嫌いのみんなも好きになってくれるといいですね![]()
夜は、ナイトハイクということで、歩いて宿泊場所へ帰りました![]()
肝試し要素があり、楽しくそして怖い夜になりました。
翌日は、まず、大木町の堀割について学習しました![]()
堀割と言えば、水を蓄えるというイメージですが…。
大木町は、その昔、泥地だったそうです。
昔の人たちが、水の流れる沼地の割れ目(「澪筋」といいます)を掘り下げて水をはけさせたため、それが堀割になり、人が住める環境になっていったそうです![]()
大木町の堀割はなんと総延長215kmもあり、面積はヤフードーム35個分(254万㎡)もあるのです![]()
その私達の生活とともにある堀割も、深刻な問題を抱えています![]()
どの地域の堀割も同じですが、そこに生息する日本の生き物たちが、外来種のせいで絶滅危惧されているのです。
ヒシもそのひとつです。
堀割に天敵のいないミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)がヒシの芽を食べつくしてしまい、今では天然のヒシがなくなったそうです。
「なんてこった」です。
他にも水質汚濁、護岸工事など、生物が住みにくい環境に変化しているのです![]()
これは何とかしなければいけません。
学習を終え、実際に堀割へ生き物調査に出かけて行きました![]()
ツールは定置の仕掛けと、虫取り網、虫かご、バケツです。
まず、網の仕掛けに餌を入れ、沈めます。
仕掛けに魚が入るのを期待しながら、この間、別の場所に移動し、虫取り網を使って採集します![]()
でも、水が濁っていて魚がいるかどうかわかりません…。
外来種の、ウォーターヒヤシンスとウォーターレタスを採集しました![]()
ウォーターヒヤシンスは水面を覆ってしまうため、その下に光が届かず魚もいません。他の生物も育ちません。悪いやつです![]()
ちなみに水面に浮くために、彼らの茎の断面はスポンジそのものです。
これらを外来種を除去するにはかなりの労力が必要とされます。
結局、虫取り網では魚を捕まえることができませんでしたが、仕掛けの網には数匹入っていました。
でも、取れるのは外来種のブルーギルばかり…
昨年はフナなどの在来種もいたようですが、今年はゼロです。
外来種にすべてやられてしまったのかもしれません。
そんなことは無いと信じたいです。
栗のような味ということでしたが、初めて食べる子ども達は恐る恐る口にしていました。
最後は、コキャン恒例の2日間の振り返りの時間です。
グループごとに模造紙に感想などを書き込んでいきました![]()
ハンギリに乗るのが難しかったことや、堀割の学習をして環境を守っていかなければいけないと感じたことなど、しっかり考えてくれたようです![]()
これからも、水の環境をテーマに、そこに住む貴重な生物と人間の関わり方などみんなで一緒に考えていける、今回がそのきっかけになるといいですね![]()
プログラムを運営してくださった大木町職員のみなさん、ありがとうございました![]()


















