太陽光発電を導入している家庭だと家庭用蓄電池も合わせて導入したいと検討している方もいらっしゃると思います。

 

比較的大きな事業用の太陽光発電(10kw以上)のご家庭は特に蓄電池も導入したいと思うのではないでしょうか?

 

私も非常に興味があり、色々と調べています。

 

そこで、今回は実際に家庭用蓄電池を導入するにあたり、そもそも蓄電池の容量はどのように決めればよいかを備忘録がてら残しておこうと思います。

 

  家庭用蓄電池の2030年までの市場推移は?

 

家庭用電池の世界市場は、2030年には451億米ドルになると予測されています。

 

日本の市場規模は具体的なデータは見つけられませんでしたが、経産省が2022年に発行した蓄電池産業戦略によると日本のリチウムイオン電池の製造能力を2030年までに国内で150GWhと現在の約7倍に向上させる目標を掲げています。

 

また、開発や製造に関連する人材を同年までに3万人確保する目標も掲げています。
 

蓄電池の製造コストは、現状18円/Whstから2020年に7円/Whst、2030年に4円/Whstに至る道筋が示されています。

 

  家庭用蓄電池の容量の決め方は?

 

今後、家庭用蓄電池が普及していくことを知ると、テンションが上がってきますよね。

 

自分も導入したい!みたいな。

 

ただどれぐらいの容量の蓄電池を選べばよいのでしょうか?

 

蓄電池の価格は容量で決まってきますので、これを知らないことには相場が分かりません。

 

では、容量の決め方を見ていきましょう。

 

太陽光発電の設置容量との関係から蓄電池の容量を決める

 

太陽光発電システムの1日当たりの平均発電量を確認します。

 

例えば、1日の平均発電量が12kWhで、自家消費分が3kWhなら、残りの9kWhを蓄電するためには、蓄電池の容量は9kWh必要となります。

 

停電時にどのような暮らしをしたいかという点から容量を決める

 

停電時にどれだけの電力を使用するかを算出します。

 

例えば、停電時にエアコンや冷蔵庫、照明などを使用したい場合、それらの消費電力量を合計して蓄電池の容量を決定します。

 

深夜電力の有効利用という点から容量を決める

 

朝晩の消費量とのバランスから算出します。

 

深夜電力を利用して蓄電池を充電し、昼間の電力使用量を補うことで、電力の自給自足を目指すことができます。
 

これらの観点から、自宅の電力使用状況やライフスタイルに合わせて、最適な蓄電池の容量を選ぶことが重要です。

 

ただし、具体的な容量を決定する際には、専門家の意見を求めることをおすすめします。

 

  家庭用蓄電池の将来価格は?

 

2023年度の蓄電池目標価格(設備費+工事費・据付費)は14.1万円/kWhとなっており、5KWh設置の場合は約70万円です。

 

経済産業省は、家庭用定置型蓄電池の2030年度の目標価格を約7万円/kWhとのことなので、2023年比でいうと半分になりそうです。

 

仮に10kwの家庭用蓄電池の場合は、約70万円と試算できます。

 

さらに2030年まで補助金が残っていれば、そこから補助金が差し引かれるという感じです。

 

さすがに2030年まで補助金は継続されていないかなー?

 

  まとめ

 

今回は家庭用蓄電池を導入する際に気になる「容量の決め方」について書いてみました。

 

今後も勉強がてら調べたことを残していこうと思っています。

 

もし間違ったことを書いていたらコメントで教えて頂けると助かります。

 

では。