階段を下り、エントランスホールに入る。

「やっぱり来てよかった」と思った。

 

屋根にはいつもたくさんのハトがとまっていて、

トップライトはハトの糞だらけ。

 

お世辞にもきれいとはいえない外観。

 

 

   手前にあるベージュの壁の建物です。

 

パリの中心にある無料のこのギャラリーを

みんなは知っているだろうか?

 

 

 

ギャラリーの話をする前に

1つ見て欲しいものがあります。

 

入口となる階段の手前にパリではココでしか見られない、

もしかしたら

世界中でもココでしか見られないものがあります。

 

「本のなる木」

 

 

本は花なのか?実なのか?

 

本の中身はフランス文学か?詩か?

はたまた哲学書?

 

  お分かりだと思いますが、たぶんアートです。

 

 

 

では話をギャラリーに戻します。

 

今回ご紹介する建物は

彫刻家コンスタンティン・ブランクーシのアトリエです。

 

このギャラリーは他の美術館とは

決定的に違います。

 

それは、

ブランクーシのアトリエをそのまま再現しています。

 

部屋の形状はもちろん、

1つ1つの彫刻の配置に至るまで。

 

これはブランクーシが

フランス政府に作品を寄贈するときの条件でした。

 

そこにはブランクーシの作品に対する強烈なまでのこだわり、

芸術への果てしない探究心が現れています。

 

アトリエにある彫刻や道具は

何1つ欠けてもダメなのです。

 

角度が少しずれてもダメなのです。

 

1つのものとその周りにあるもの、

またはその周りの空間、光を考慮に入れて

全てのものは配置されています。

 

アトリエはブランクーシの完璧な世界で満たされています。

 

そこはどんな場所なの?

つづきは次回。

 

どんな世界が広がっていると思います?

コメントお待ちしております。

 

 

P.S.

 

パリを離れて、

 

ニューヨークも春になりました。

 

桜も咲き、

道路脇ではチューリップをよく見かけます。

 

このちょっとした花壇にパリが懐かしくなります。

 

パリではちょっとした花壇にも

抜群のセンスがあります。

 

パリの花壇を少しご紹介します。

 

 

赤系でまとめられたプランター。

 

 

草花の組み合わせと配置にセンスが現れます。

 

 

同じ形状のプランターでも

プランターごとに植える花を変えています。

 

更にすごい!のが

花々が散り始めるとすぐに植え替えられるので

枯れている、散っている状態を見ることはないのです。

 

今ごろパリでは色とりどりの花が

至るところで咲いているのでしょう。

 

 

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