四角い穴を通り抜けた光は礼拝堂の大空間へと
四方八方に散っていく。

 

建物の外観からは

想像できない世界が広がっている。

 

当たり前のように享受している光が、

この空間に入ると特別な存在になる。

 

礼拝堂の中で最も印象的なところは

やはり、南側だろう。

 

南側の壁は厚く、

最も厚いところで3mもあるらしい。

 

壁は下の方が厚く、上にいくにつれ厚みは薄くなる。

 

 

四角い穴は外側から内側に向かって広がっている。

 

壁の下の方が穴が大きいのは

壁の厚みがあり、光を拡散させる距離が長いからだろうか。

会衆席を照らすためだろうか。

 

四角い穴にはステンドガラスが入っていて、

1枚1枚異なる絵が描かれている。

 

この絵も設計者のル・コルビジュエの作品。

 

 

 

 

ステンドグラスの壁と塔の間に

メインの入口がある。

 

扉には外側と異なる絵が描かれている。

これもル・コルビジュエの作品。

 

 

この扉は中央に軸があり、その軸を中心に回転する。

扉の両脇に扉と同じ高さのスリットがあり、

そこから光が入る。

 

これもちょっとした気くばり。

 

このスリットがないとこの辺りは暗く、

ドアノブがどこにあるか分かりにくいだろう。

 

扉の絵を見やすくするためもある。

 

それにしても何を描いたのだろう。

難解な絵です。

 

 

次回は、

礼拝堂にある3つの塔の話。

ここにも光の工夫がされています。

 

今回の話はいかがでしたか?

ステンドグラスの壁の雰囲気が伝わったかな??

 

コメントお待ちしております。

 

 

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