大好きな 絵本 ♬ シモンのアメリカ旅行
シモンと おねえちゃんのアデールは、
自宅のあるフランスのパリから
セシールおばさんのいるアメリカニューヨークへとやってきます。
そしておばさんと3人で
汽車にのってアメリカを旅するのです。
シモンの持ち物すべてに住所と名前を書いて…
そして物語はここから始まります。
細かく丁寧に描かれた絵は当時のアメリカの文化、服装、風景を
見事に忠実にあらわしています。
そしてシモンは行く先々で落し物をしてしまいます。
絵の中の周りの人々は皆、あたりを見回し身をかがめ、
シモンの落し物を探してくれています。
その人々はなんと!歴史上の有名人物だったりします!
たとえば、ルーズベルト大統領とその家族たちみんなと飼っていたペットたちなど。
大人が思わずかぶりつきで絵本ににめり込んでしまいます。
そして絵の中には必ずどこ かに落としたものが描かれ、
それを探すのも絵本を読む楽しみとなっていきます。
ときにそれは2ミリの大きさに描かれたシモンの筆箱だったりするのです。
印象的なのは西部の町、テキサス、乾燥した土の上をカウボーイたちが
必死になってシモンのナイフを探しています。
ここですよ!って教えたくなるくらい…
そして楽しいのはサンフランシスコのチャイナタウン…
中国ならではの食べ物が並んでいます。
そこでシモンは赤いバンダナを無くしますが、
赤いものがたくさんあるのです。
赤い建物、赤いお芋、赤い野菜、赤いりんご、
そしてカゴで売っているニワトリのトサカ…
なんとも愉快な1ページです。
そこからニューオリンズ、セントルイス、首都ワシントンへと旅は続きます。
そしてニューヨークのセシールおばさんの家に帰ってみると…

風景の一枚一枚にくわしく絵の由来や背景がつづられ、
描かれた有名人物の紹介もされています。
良き時代のアメリカを旅した気分にさせてくれ、歴史を学び、
ストーリーで楽しめる…とても充実した読書の時間となるのです。






