1歳半健診では、有意語が2つ3つ出ていることを
みておりますが、実際のところ、ホントに問診票に
2つ、3つしか書かれていない場合は、
おや?
と思うようになりました。
学校では、1歳半位では有意語2つ3つ出ているのが
発達の目安という風に習いますが、子どもの発達を
専門的に見ているプロに言わせると、
やっぱりそれでは「語彙が少ない」という判断になるそうです。
だから、保健師の面接時に、問診票の発語の欄が
寂しい状態だったら、結構細かく聞いてしまいます。
単なる保護者の書きもれだったら全く問題ないのですけど、
何か他に理由がありそうな場合、対処方法を考えないと
そのままになってしまうんでね。。
・・・と、保健師が、いかに「おせっかい」が仕事、ということが
お分かり頂けますでしょーか。
決して言葉の発達の粗探しをしようとしてるわけじゃないんですよ。
言葉でのやりとりが成立しないと、この先、困るでしょ?
ジェスチャーで何とかなるのは、外国に行った時ですよ。
集団社会の中で生活するには、言葉というのは、必須アイテムなんですよ。
だから、その子にあったアドバイスをするために、
色々細かいこと聞いてるんです。
例えば、指さしをどれくらいするかな?って聞くのは、
手指の分化、微細運動の発達をみているんです。
脳神経が、指先の細かい動きもコントロールできているか
という事と語彙の多さは関係していると言われていますので
指先を使った遊びであったり、指さしの練習をオススメすることに
なります。
それから、応答の指さしをどれ位やっているかも聞いちゃいますね。
応答の指さしが出来ているということは、
たとえ単語を口に出せていなくても、子どもの頭の中で
大人が問いかけてきたことを理解して、
その子なりに、問われた事・物のイメージが出来ている
ということになります。
そういったやりとりが成立しているということは、つまり
「言葉の貯金」がある
・・と考えられるので、次のステップの「これなーに」の問いに
応えてもらう基礎がある、と考えるわけです。
言葉ってのは自然と身に付くものじゃないんですねー。
自然と身についているように見えますが、実際には
反復学習して身に付くものなんですよねー。
だから、私は健診の時に、
まずは言葉の成り立ちについて理解してもらえるように
保護者を口説きつつ、
言葉を促す関わりについては
多分思っている以上に根気がいる作業で大変だけど、頑張ってね!
というスタンスで臨んでおります。
そんで、ちょっと疲れちゃったら相談にのるから、いつでも電話してね!
と付け加えることも忘れずに。
保護者にとって、
「また一つ覚えた!話した!」
ということが楽しみになるように育児支援できたらいいな、と思うわけです。