七月大歌舞伎を
千秋楽の前日に夜の部を観に行った。
玉三郎の『天守物語』を
一度観たいと思っていたので。

天守物語は泉鏡花の原作で、
玉三郎の「富姫」、
海老蔵の「図書之助」の配役で上演された。
玉三郎は美しく素晴らしかった。
『修善寺物語』の主役・夜叉王を演じる
市川中車(香川照之)の
歌舞伎役者振りも観たかったし。



幕間の休憩時間に
緞帳のご披露がある。
お弁当を頂きながら・・・眺めながら・・・
値踏みなんぞする主婦二人。

『天守物語』で夜の部は跳ねた。
アンコールに三度応えてくれるとは
思い掛けない事だった。
とっぷりと暮れた銀座の夜を楽しみ
ホテルへ入ったのは10時。
主婦であることを片隅に置いた時間だった。
新涼の小窓に小草飾りけり ・・・・・ 里楽子
(しんりょうのこまどにおぐさかざりけり)