ちこが急きょ福岡に帰省し
何をしていたかと言うと、
母の仕事をずっと手伝っていました。
特殊な仕事なので、
私はというと
主に雑用を任されていたんですけどね。
母の仕事は
ラクガンという砂糖を固めたものを
食べ物としてではなく、
仏壇などにお供えする
飾りとしてお供物を作っております。
いわゆる工芸品を作っておりますの。
55過ぎて始めた仕事だと思う。
企業家なので、何種類も仕事をやっております。
今は、コレとアパート経営ぐらいだけど。
そんなバイタリティの塊の
肝っ玉かあちゃんですが、
お盆前で注文が沢山入り
死ぬほど忙しい上、
人の10倍はパワフルなくせに
実は、難病に認定されている持病を抱えておるゆえ、
身体も気持ちもきつかったらしく
チコにヘルプの声がかかり、
私もエイヤッと親孝行に帰ったわけです。
たまには親孝行でもしとかないとね。
ほんと、たまには。
で、どんな感じの仕事かというと、
こんな感じの作品を沢山つくる仕事です。
木型でかたどったラクガンを
乾燥させて
乾燥したら手作りの土台の上に
貼っていく作業。
もっと細かいラクガンのバージョン。
お花も手作り。
たしか、この青のやつは
『雛菊』というシリーズだったと思う。
作業中のわたし。
おばあちゃんの農作業用の
麦わら帽子が気にいたので
拝借してセルフタイマーで
仕事中の自分を撮ってみた。
母は私の奥に写っている
黒い障子の奥の部屋にいるので
チコがこうやって
遊んでいた事実に気付いていません。
いや、これ以外は
超一生懸命働いていたのですよ。
作品が完成するたびに
こーやって並べて乾燥させたり、
梱包するプチプチを
色んなサイズに切って量産したり、
1つ1つのラクガンが乾燥したら
裏返してアイロンで固めたり
慣れない職人作業は
神経を使って
夜中まで毎日やってたから
疲れてしまいました。
東京に帰ってきて
2日経過したけど
未だに疲れがのこってますもん。
実家ではまだまだ作業が続いておりますが、
どうにか頑張ってほしいものです。
お盆過ぎたら
寝こむ宣言をしていた母ちゃん。
そりゃ、寝こむだろーなー。
と思った次第です。
まぁ、元気なんだけどね。
ってことで
私が福岡に帰った理由でした。