電車での出来事。
帰宅途中の電車で、
席が空いてたので座りました。
両サイドは脂の乗り切ったオヤジさん。
右はポッチャリ。左は風変わり。
右オヤジは寝ててコックリコックリ。
ポッチャリのくせにコックリ。
別にいいじゃねぇか。
電車が発車して気づいたこと。
左オヤジ。ただの風変わりじゃねぇ…
酔っ払いで風変わりっ!
一見オシャレなオヤジなんですよ。
テリー伊藤三歩手前みたいな服装で。
まっ、要は風変わりでしょ?!
で。なんで酔っ払いだと分かったかって言うと。
酒臭い……だけならまだしも、
「えっ?私?酔ってますよっ!」
って、誰も聞いてないのに言っている。
変なのの隣に座ったなぁ……
でも、いきなり立って移動するのもなぁ……
と、とりあえず我慢して座ることに。
しかし、なんか怖いよぉ(┳◇┳)
突然話し掛けられたらどうしよう…?
不安にかられつつ、
無視を決め込むため…携帯でmixiアプリを必死にやる。
その間もテリー(私の中のあだ名)は、
しゃべり続ける。もち、一人言。
テリー、外国のガイドブックを
おもむろに取り出し、
「うん。イタリアもいいよっ!
フランスもやっぱり最高!ジュテーム!」
おっと。危険な雰囲気。
これは、尚更関われない!
「ふふふん♪」
突然笑う……こっ怖い。
「ラ~ララララ~♪(オペラ風)」
突然歌う……うっ上手い!
いや、誉めとる場合と違うがな。
しかし、なかなかの歌唱力。
私を含めて全員無視する中、
まだまだ一人言は続く。
「スキーね。得意なのよぉー。」
知りたくないけど、自慢される。
「こーこー、こうやってね!」
「直滑降ー!びゅっーっとねっ!」
「えっ!?いやいやいや……」
「さすがに急斜面じゃ無理無理~!プロじゃないし。」
……誰としゃべっとるんじゃいっ!
いつの間にか、
テリーの独り言に突っ込む私。(心の中で)
恐怖が興味に変わり、
笑いをこらえるのに必死。
テリーは、その後も新宿駅まで、
ひたすら、喋り歌い……の直滑降。
三種類くらいの会話を繰り返す。
レパートリーの少ないテリー。
コントのような酔っ払いテリー。
新宿で降りたテリー。どうやら乗り過ごした様子のテリー。
さよならテリー。
……はぁ。
無事、絡まずに帰れて良かった良かった。
にしても。
左のポッチャリめ、
あんなウルサいテリーのそばで
よく、熟睡できるわねっ!
高木ブーかっ!