聞き間違いではない残念な出来事だった。


ある研修会の講師控え室で、 介護施設を運営する会社の役員と話す機会があった。


介護サービスの質の向上について話題が及ぶと、彼はこう言った。


「サービスの質を考えた場合、常に100点を目指す会社なんて実際にあると思いますか。


ないですよ。本気でそんなことしている組織は、会社ではない」


私は、「では、御社では何点を目指しているのですか」と尋ねると、


役員は少し間を置いた後、したり顔でこんなふうに言い放った。


「30点かな。赤点を取らない程度でいいんですよ。 世の中すべての会社が30点であれば


100点だと思い込む。そうすれば残り70点が利益となるわけだから」


残念なことにこのような考え方をするトップは、事業規模にかかわらず少なくない。


そんな役員がいる施設は、決まって職員の定着率が悪い。


それでサービスの質を30点に抑えるどころか、30点を取ることすら四苦八苦している。


「利用者に対する思いやりなどいらない。利用者に関する情報があれば


介護サービスは提供できるし、介護報酬は請求できる」


「利用者とのコミュ二ケーションではお金は入らない。 話す暇はあるならお金になる仕事をするように」


これらの発言もまた、介護施設の長である人との会話で聞いた。


でも30点を100点と思い込むほど、世間はばかじゃない。


「30点でも0点よりはまし」と見限って利用し、心ある職員が


「30点を少しでも上げる工夫を」と、自己を犠牲に努力しているからこそ、


現場は辛うじて成り立っている。


利用者のあきらめと、利用者の気持ちに寄り添いたいと思う現場職員の気持ちによって、


支えられている施設の経営。


何とも皮肉な風刺画が、私の頭の中に浮かんでくる。




そうなんですよね、 


経営者の考え方(経営理論)一つで、介護サービスが変わる...


一応、立派な経営理論を掲げてるところもありますが


中身は どうよ!! 違うんじゃない?って感じた事もありますね。


たくさん...


福祉に関して、分かってない人が 経営者だと


ほんと、現場の職員は困りますね


そんな介護施設は やはり職員の定着が悪いのも事実です。


「やってられない」って辞めていくのです。


誰を中心に考えているのでしょうか?



利用者さまなのか...


それとも わが身(経営者)なのか...


そんな施設に勤めてたこともありましたね。