最近見た映画はこれ

 

最近アマプラで見た映画は

短めのドキュメンタリーを2本

 

 

「世界でいちばん貧しい大統領 

 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」

 

 

第40代ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカ

 

2012年のリオデジャネイロでのスピーチが世界の注目を集めた。

 

環境危機を引き起こしている真の原因は消費至上主義である。

経済発展は必ずしも人類の幸福に結びついておらず、むしろ経済格差が広がり続ける現状を憂い、怒り、よりよい未来に向けて行動を起こせと呼びかけた。

 

 

彼の名言は幾つもあるが

特に有名なのは

「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

 

 

極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、政治犯として13年近く収監された過去を持つ。

大統領になってからも報酬の大半を貧しい人々のために寄付し、自身は質素な暮らしを続けた。

 

 

2016年には初来日し、東京外国語大学で講演。

経済最優先の日本人は本当に幸せなのかと問いかけ、日本の若者に政治と向き合い社会を良くするために闘うことを呼びかけた。

 

 

残念ながら、日本には彼のような思想を持った政治家はいない。

 

 

現在彼は88歳、政界から引退し自身の農場で働く。

本年5月、食道がんにかかり、放射線治療が行われることになったと報道された。

 

 

クローバー   クローバー   クローバー   クローバー   クローバー

 

 

「あなた、その川を渡らないで」

 

 

2014年に韓国で公開され、大ヒットしたドキュメンタリー映画。日本では2016年に公開されている。

 

 

「涙なしには見られない映画」という触れ込みだったが、正直、私はそこまで感動しなかった。

 

 

韓国の田舎の川のほとりに暮らす結婚76年目の98歳のおじいさんと89歳のおばあさん。2人はおそろいの韓服を着て、手をつないで、山菜を採りに山へ、老人会の遠足へ、街の病院へ、市場へと出かけていく。落葉を投げ合ったり、雪合戦をしたり、子どものようにはしゃぎ、仲睦まじく暮らしている。

穏やかな日々ばかりではない。おばあさんの誕生日に集まった子どもたちが醜い言い争いをする場面もある。

ラストは、徐々に弱っていくおじいさんが亡くなるまでの様子が描かれている。

 

 

ドキュメンタリーとはいえ、映画監督やカメラマンが常にいて撮っているのだから、やはり多少の演出(ヤラセ)もあるのだろうと意地悪な見方をしてしまう。お国柄の違いもあり、習慣など理解できないこともある。

 

 

おじいさん亡き後、独りひっそりと暮らしたかったおばあさんのもとへ取材などが殺到し、息子のもとへ身を寄せざるを得なくなったという後日談を何かで読んだ。

 

 

映画が大ヒットしたおかげで、もしかしたら大金を得たかもしれない。しかし、有名になり過ぎて失ったものもあるのでは?

おばあさんは今平穏に暮らしているのだろうか?

 

 

単に「仲良し老夫婦の美しい純愛物語」ではないだろう。

何が言いたかったのか、モヤモヤが残ってしまった(・・;)

 

 

韓国映画といえば...

アカデミー賞作品賞を受賞して絶賛された

「パラサイト 半地下の家族」

 

私にはこの映画の良さがわからない

後味の悪い映画だった。