つい先だって

一緒に仕事をしていたパートさんが

退職されました


私の担当している仕事が繁忙すぎて

サポートとして

他部署から配置換えになった

半日勤務のパートさんでした


同年代のママさんでとてもいい人

転勤のある総合職と違い

これからもずっと共に働けると

思っていました


裕福な家庭の奥さんで

バツイチの私には

とても幸せそうに映りました


そんなある日

アクシデントで怪我をしてしまい

それがご主人の知れることとなりました


怪我といっても

詳しく書けませんが

足をすべらせ転ぶ

階段を数段踏み外す

落下した荷物がぶつかる

といったレベルの事故で


すり傷と青あざができ

ご主人には

隠すでもなく

報告するでもなく

普通にしていたら

見つかって大事になってしまったのです


そして

ご主人に仕事を辞めるように言われ

説得も虚しく

泣く泣く退職となりました


私も他の社員も呆然です


だって

辞める理由になってないんですもん


ただの言いがかり?


恐らく前々から

奥さんが働くことに不満があったのでしょう


その人をよく知る社員が

○◯さんはご主人から溺愛されてるから

と言っていた通り

普段から干渉気味だったようです


でも

本人は辞めることは望んでいないのに

理不尽に辞めさせられ

職場では

モラハラ夫だと皆が感じていました


彼女が退職することを

私に伝えたあの日

いつも明るく幸せそうな彼女が

とても辛そうで悲しい目で


私はカゴの鳥と同じなの

私に経済力があれば離婚してたと思う

でも私はあの人にしがみついて生きて行くしか道はないの

と言いました


そして

離婚して頑張ってる私を

かっこいいと言いました


客観的に見たら

どこをどう見たって

彼女の方が勝ち組だし

私は負け組


だけど

自分の生き方を自分で決められない

というのは

とても辛いことだと思うし


そして

その不自由さと引き換えに

生活の安定を得て


そこから抜け出せないことを

諦めちゃってるのが残念にも思えて


だけどやっぱり

生活の安定を手放すって

私たち世代の女性には

とても勇気のいることなんだよね


私なんて

これからもずっと

自分のことは自分で決めて

自分のお世話を自分でしなくちゃならないのよね


そう思うと

不自由を我慢すれば

安心を担保して貰えるって

すごいこと!とも思えるし


幸せって

その人がその人らしくいられること

って私は思っているんですけど


そうだとすると

幸せの数なんて

人の数だけあるってことでしょ


私の生き方も

彼女の生き方も

自分らしくいられたら

幸せなんだから


周りがモラハラだとか何とか

とやかく言うことじゃないけど


やっぱりあの日の

彼女の悲しそうな顔を

忘れられない


今があまり幸せじゃなくても

勇気と行動力があれば

変えられるって


分かっていても

やっぱり怖いから


大抵の人は

今いる場所で

幸せを見つけて生きてる気がする


幸せってなんだっけ

って問うてみても


人それぞれだし

その人にしか見えない幸せも

あるんでしょうし


少なくとも

彼女と共に仕事ができてた時は

私は幸せでしたよ〜



中にはポン酢しょうゆがあることが

幸せな人もいるかもね

オチはそこ? 笑