先日あった話です
コロナ以来 時差通勤で 早く帰宅する彼とは
私が残業すると すれ違ってしまいます
ちょうど私が退社して LINEを見た数分前に
もう家だよって 連絡来てて
家庭内別居状態の彼は 家に着くなり
洗濯機を回したり
夕飯の支度をしたり
大忙しです
だから 私が しょんぼりスタンプを送っても 既読がつきません
そんな ぼっち帰宅だった夜
最寄り駅を出て 大きな交差点の信号待ちで立ち止まると
シルバーカーを押したおばあさんが
おねえさん バス停どこか教えて って話しかけてきました
たくさん人が待ってるのに 何故に私?って一瞬思ったけど
どこまで行きたいんですか?って聞くと
○○町まで
それなら この通りの向こう側です
ほら あの黄色の看板のお店の前辺りですよって
大通りの斜向かいを指さして教えました
そのお店 よく見えなくて分からないの
じゃあ バス停まで 私が一緒に行きましょうか?
バス停は 大通りを渡って 私が帰る方向とは逆でしたが 案内することにしました
そこから ゆっくり歩調のおばあさんと 歩きながら
暫しおしゃべりをしました
私の最寄り駅は 割と大きな駅で 百貨店や駅ビルが立ち並ぶ繁華街です
そこに バスに乗って お弁当を買いに来たんだそうです
本当はお団子も買いたかったけど お団子屋さんが見つけられなかったって
早い時刻なら 和菓子屋さんに連れて行ってあげることもできたけど
もう19時半です
早く帰宅した方がいいと考え
お団子屋さんには一緒に行けないけど バス停は私がご案内しますからね
なんて 和やかに話してると
30メートルくらい先のバス停に バスがやって来ました
おばあさんが乗るバスです!
おばあさん!バスが来ましたよ
ちょっとだけ 頑張って歩けますか?
バスに乗り遅れたら 20分くらいは待たなくてなりません
次のバスにおばあさんが乗り込むまで 話し相手になってあげるべきか...
なんて考えが一瞬でアタマの中グルグルして
そしたら 時間調整みたいで バスが発車しません
後 20メートルくらいです
私はおばあさんを置いて バスまでダッシュして
バスの運転手さんに
おばあさんがひとり このバスに乗りたくて 今向かってるんです ちょっとだけ待ってもらえますか? って お願いすると
運転手さんが頷いてくれて
そこへ おばあさん到着...
おばあさん このバスに乗ってください
☆%¥行きかね?
そうですよ
そう言って シルバーカーを持ち上げて 無事おばあさんをバスに乗せることができました
とても慌ただしい一瞬の出来事でした
おばあさんは私に
ありがとうね と一言だけ言って バスの扉は閉まりました
ホッとして 家に向かって歩いていると
彼から どこ? ってLINEが来ました
セブンのとこ って返すと すぐに電話がかかってきました
ちょうど 夕食の支度が終わり スマホを開けたみたいです
イヤホンしてる彼に ちょっとだけ話聞いて って
一気に今までの出来事を話して
今 そのおばあさんとバイバイしたところだったの
私の話を黙って聞いていた彼は
時々頷き とても優しい目で私を見つめ
いいことしたね って
それにしても あのおばあさん
甘え上手だったなぁ〜
私を巻き込みながらも 楽しそうに今日の出来事を話すお茶目さとかね
してあげた方も 幸せな気持ちにしてしまう受け取り上手さんだったなって
あのおばあさんから 恋愛の極意を教わったみたいです 笑
こういうの 一期一会っていうのかしら?