彼が 引き継ぎのために 新しい赴任先に数日行くことになって 会えなくなった時


こんな毎日が続くのかって


さみしくてショボーンショボーン


彼が戻って来た後 残りの時間を惜しむように


時間が許す限り 彼のお部屋で過ごした


でも その殆どの時間が お引越しの準備だったから


さらに


彼がいなくなる実感が湧いてきて さみしくなって


その時ほど


時間が止まる魔法乙女のトキメキがあればいいのに って 思ったことはない


まだ 離れてても信じ合えるほどの絆は できていない


お互い 好きでも 感情の行き違いで ケンカしちゃわないかな


とか


相手を思うばかりに 空回りしないかな


とか


後ろ向きな感情ばかりが 湧いてくる もやもや


せめて もう少し早く つきあい始めたら 相手を信じて送り出してあげられたかも


この短い時間に


お互いの肌の温もりを忘れないように 何度も何度も抱き合って



一緒にいられる時間は できるだけ一緒に過ごして


最後の夜


近くのファミレスで 晩ご飯食べて


彼に抱かれた


私 ずっと泣いてた



彼が


俺に惚れてくれたんだね?って言った