気づけばもう11月1日1日は長いけど、振り返るとあっという間に過ぎているような気もします。
今年は春から妊娠による体調不良でほとんど寝たきり。気づけば夏がおわっていて、秋ももうすぐおわっちゃいますね。
何の行事もできてないので、今年は何の思い出もなく将来、「2021年は妊娠でしんどかった時期だなぁ」と笑って振り返ることができるのでしょうか
妊娠悪阻の入院記録をかいていきたいと思います。
前回のブログ
妊娠10週から重症妊娠悪阻で3度目の入院
絶飲食で10日ぐらい経った頃に、医師から中心静脈栄養の話を言われました。鎖骨に穴をあけてカテーテルをいれ、今の点滴よりもっと高カロリーの輸液をし、栄養補給をしましょうということでした。
外科の先生に手術をしてもらう必要があるから、外科の先生と一度話をしようと思ってると言われ
赤ちゃんや母体のためには手術したほうがよかったのかもしれませんが、吐き気で朦朧としているときに穴をあけるとか外科の話を聞いただけでパニックになり
「食べれるようになったら(中心静脈栄養は)しなくてもいいですか?わたし食べます」と食べるアピールをして、手術はしたくないと訴えました。
吐き気がなくなるなら中心静脈栄養はしたと思いますが、点滴と一緒で吐き気に効くわけではなくあくまで食べれていない身体に高濃度の栄養を入れる処置。
このとき妊娠12週目にはいっており、12週目から少しずつ悪阻も良くなる人もいる…ということで、少し様子見してくれることになりました。
この話の後に、朝ごはんがきました
一つも食欲はないけれど、食べなければカテーテルを入れられる…
おそるおそるゼリーを一口。
………食べれる!!
前まであった、一口食べた後の胃がひっくり返るような症状がでなかったのです
このとき吐いてしまったなら、わたしは大人しく中心静脈栄養を受け入れていたと思います
朝はゼリー2口とヨーグルト3口食べることができて、ヨーグルトは半分ぐらい食べれていました。
もちろん食べた後は気持ち悪かったけど、食べた後に吐かなかったのはとても自信に繋がりました。
今振り返って思うのは、妊娠10週〜12週目が妊娠悪阻の一番のピークでした
でも当時はそんなこと分からないし体調にも波があるので、今日は頑張って食べてみようかなと思う時もあればもう何も口にしたくないずっと意識を飛ばしていたいとメソメソする日もあり
元気があるときは赤ちゃんグッズを検索して眺めていました。あと、他の妊娠悪阻で入院してるいる人のブログもたくさん読んで、しんどいのは自分だけじゃないんだなぁと勇気をもらっていました
この日から朝・昼・晩は最低でも3口は食べると自分にノルマを課して
調子が悪く吐いてしまうこともあるけど、吐いても次の食事にはめげずに食べていました
少し食べれるようになったので、なんとか中心静脈栄養も免れて
24時間の点滴をしながら少しずつ食べれるように頑張りました
入院して3週間ぐらいたったときに、とうとう血管が耐えれなくなり、針を刺す場所がなくなりました
医師から「少し飲み食いできるようになったし、もう血管がボロボロだから思い切って点滴外しましょう」と言われ点滴が外れました急だったのでびっくりしたのと、今まで24時間4本の点滴を入れてもらっていたので、なくなることに不安も…
せっかく少しずつよくなってきてるのに、また体調が悪化したらどうしようという気持ちと、点滴が外れたなら退院も近いかもという嬉しさと。
コロナで面会禁止で、誰にも会えず看護師さんも来てくれるけど、他の患者さんに忙しそうで。点滴しているだけのわたしは基本放置されていました。
産科入院もわたしだけであとは出産前か出産後の人だけだったので、誰とも話せずとても孤独な時間をすごしていました
点滴を外してから5日間は様子を見て、吐きながらもなんとか飲み食いはできたので、妊娠13週目のときに退院できました
先生からも「13週目まできたから、だんだん悪阻も良くなってくるはず」といわれ、わたしも「今までありがとうございました。もう入院することはないと思います!少しずつ食べれる量増やして、あとは家で自宅療養頑張ります」と宣言して帰りました。
残念ながら、安定期に入ってからも重症妊娠悪阻であと1回入院になります