あたしの手首には3本の川が流れている。
2本から3本に増えたのが去年だった。
去年、アラフォーのあたしを猫みたいに可愛がった男が突然、あたしの前から姿を消した。
今日、その男と交わしたある会話を思い出した。
ある日、男は言った。「俺が嫌って思った人間はろくな死に方せんとぜ」 ・・・・
「ふーん、あたしは?」と聞くと「お前は俺から愛されとうけん大丈夫やろーもん」
「じゃあ、あたし、あんたから嫌われたらどうなるとかいな・・?」 男が答えなかったので
「あたしは大丈夫よ。あんたから嫌われても、ちゃんと畳の上で死なしてもらうけん」
確か、こんなふうな会話だった。
あたしはまんまと男の暗示に引っ掛かってしまった、というわけ。
あたしのおかんは、あたしを 少しだけ整った派手めの顔に産んでくれた。
だから、男性にはよく目を付けられた方だと思う。
でも・・あたしはいつも男を選べない。どしてだろう・・?