羽田を深夜に出て、バンコクに早朝に着いた私たち。そしてバンコクから国内線でクラビの空港へ。小さい空港でもちろんタラップで直接地面に降りるパターン。飛行機からタラップへ足を踏み出した瞬間、ものすごい熱風に襲われて一瞬戸惑ったものの、ああこれは飛行機のエンジンがまだまわっているので、そのせいだなーと思ってタラップを降りて行く私たち。地面についてもこの暑さは変わらず、そこで初めてこれが実際の外気なんだということに気付きました。空港で聞くとその時の気温(朝9時30分)は35度。
さて、空港からはシャトルバスを探して、観光の中心地であるアオナンという町に向かいます。南国のこういう空港は客引きのお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが元気なので、気をつけなければいけません。でも綿密にリサーチをしてきた私は、そんな声を無視してまっすぐにシャトルバスのカウンターへ。一人片道400円。空港からアオナンまでは1時間近くかかるので、タクシーでは行きたくないですね。スケジュールはなく「満員になったら出る」というテキトーなシャトルバスですが、無事に乗れてクラビ中心地へと出発しました。
今まで旅行をしてきた土地では現地の「文字が読めない」という場所はなかったので、今回のタイで初めてそれを体験しました。でもそれも旅情をそそり、南国独特の、沖縄やパラオにちょっと似た風景の中をバスは進んでいきます。乗客はほぼ100パーセントヨーロッパ系でした。
アオナンのロングテールボート乗り場でおろしてもらい、幸い同じくライレイビーチに行くというアメリカ人の3人組と一緒になりました。この中の約一名がかなりタイには詳しいらしく、テキサスなまりの英語でちょっと自慢げにいろいろ教えてくれました。
ロングテールボートには、ビーチから乗ります。ということは運が悪ければモモのあたりまで思いっきり濡れるので、おしゃれなんかしているととても後悔することに。ロングテールの名前の由来は、舵をとるためのモーターが長いポールの先についているため、それが船のしっぽのように見えるからだそうです。木製のこの船、とってもいい雰囲気で私は大好きになりました。(ただしモーターは相当にうるさいです。)
アオナンから、奇岩が砂浜から何百メートルも突き出ている素晴らしい景観のライレイビーチに到着。ロングテールボートは舳先にカラフルな布をリボンの用に巻いているので、それが何隻もビーチに並んでいる様はとてもきれい。
さて、ここで前回のブログの続きとなります。以下はライレイビーチのマップです。ライレイビーチといっても、実際には西と東の二つに分かれていて、有名なのは西のビーチ。東のビーチは、一応ビーチはありますがほぼロングテール発着所として使われており、泳ぐ場所はあまりなくマングローブがたくさん生えている感じ。ただし景観が素晴らしいので、このエリアでは5つ星のリゾートであるRayavadeeはこちらのビーチにあります。西のビーチから東のビーチのプリンセスリゾート(地図参照)までは歩いて10分ほど。

前回のブログでも書いたように、私のリサーチではチェックインの時間は引き潮に当たっていました。でもライレイビーチまで問題なくこれたので、次はこの半島を回って、夫が選んだ「グレート・ビュー・リゾート」(右上赤矢印参照)までロングテールで行けばいいだけ。5分もあれば行ける距離です。ビーチでボートのお兄ちゃんたちを捕まえて、そこまで乗せて行ってほしい旨を伝えました。が、「今は引き潮だからいけないよ。」との答え。
ほらきた!さあどうするよ、夫くん。
夫はさっき一緒に乗ってきた、テキサスボーイを捕まえて何か聞いているおもったら、「イーストサイドまでは歩いて10分で行けるって。だから歩こう。」嬉々として戻ってきました。でも私は知っていたのです。イーストサイドの繁華街まではもちろん10分で行けるけど、うちらの泊まるホテルはそこからまだまだ先。ホテルのウェブサイトには「ウェストサイドから歩いてお越しになるのはお勧めできません。」とまであったのです。
でも「スポンテニアスに旅したい夫」はまだまだ強気。「大丈夫、大丈夫。」と10分でつけると思っているらしいのです。皆さんは覚えていらっしゃると思いますが、私たちは2時間ほど前に空港に降り立ったばかり。足元にはこれからタイで8日間過ごすためのスーツケースがあるんです。
気温35度湿度80%ぐらいの中を、スーツケースをガラガラ引いて歩きだす私たち。(ちなみにこの辺から私は無言でした。)約10分後、イーストサイドにつきました。もちろん私たちのホテルはありません。「あれ、もっと先なのかな?」と歩き続ける夫と無言の私。たくさんのホテルが並ぶ前の狭い道をとぼとぼと歩いていきます。さらに10分ほど歩くと「グレート・ビュー・リゾート、こちら」という看板が。ただしここからの道はアップダウンが激しくなっており、ふやけた私たちの足には早速水膨れができ始めていました。
でも進むしかない私たち。「思ったより遠いね。ごめんごめん。でも着いたら、荷物なんか後回しにして、とにかくプールに入ろうよ。なんてったってこのホテルにはインフィニティープールがあるからね!そして冷たいビールで乾杯しよう!」となんとか私を励まそうとしている夫。
このあとさらにもう一つ「グレート・ビュー・リゾート、こちら」の看板を通過し、ついに到着しました!歩き始めてから軽く30分。足にはもう痛い水豆が2つ、3つ。炎天下にスーツケースを引いてのアップダウンのおかげで、来ているものはほぼ汗でびっしょり。でも気を取り直して、さあ、プール、プールとレセプションに向かう私たちの目に飛び込んだのものは…。
「プール工事中」の看板と、水の入っていない空のプール。
・・・・・。
この時の私の気持ちは、もう御想像にお任せします。覚えていますか?前回のブログで書きましたが、このホテル、景観を売りにして山の斜面に建っているので「ビーチはない」んです・・・。唯一の頼みの綱だったプールなのに…。
「プール工事中ってどういうことなの?」とレセプションで聞いている夫。「申し訳ありません。『今日だけ』使えないんです、明日には間に合うように水を入れますから。ご迷惑をおかけしますので、同じ系列のサンド・アンド・シー・リゾートのプールを無料でご利用いただけます。」との答え。
ここまでお付き合いくださった皆さん、どうぞこの「サンド・アンド・シー・リゾート」がどこにあるか地図でご覧ください。そしてみなさん、このホテルこそ私が「絶対こっちのほうがいい」と夫に訴えたホテルなんです!!
そして覚えているでしょうか、私たちは翌朝9時半のフェリーに乗らなければいけないんです。ということは、プールに水が入っても、私たちが入る時間はなーい!んです。「サンド・アンド・シー」にしておけば、今朝ロングテールから降りて約30「歩」でホテルに着き、その10分後には部屋に入り、さらにその10分後にはプールサイドで涼んでいたはず。さらに、翌朝のフェリー乗り場もこのホテルの目の前なんです。ビーチはきれいだし、プールには水は入っているし、朝も少しはのんびりできる、潮の満ち引きの心配も全然なし!
暑さに弱い夫は、プールに入れないことを知ってかなり落ち込んでいました。そしてそれに輪をかけるように次のやり取りが行われました。
ホテル「1時に無料のロングテールボートを出しますので、よろしければそちらでサンド・アンド・シーまで、いらっしゃれますよ。」
夫 「じゃ、とりあえずビールください。」
ホテル「申し訳ありません。当ホテルはオーナーのポリシーで、アルコール類は一切置いていないんです。」
夫 「・・・。」
あれだけの長い道のりを炎天下やってきて、プールなし、ビールなし!罰があたったのね、夫くん!私は、といえば、自分の決断の甘さをモーレツに後悔している夫の表情を見れたので、意外にも気分は晴れ晴れ。でもこのホテル、一泊にしておいて本当によかった!
唯一ポジティブだったのは、ホテルの部屋。モダンなツリーハウスといった感じで、部屋にはエアコンもバッチリ入り快適。大きなバルコニーも付いていて、家具やランプもセンスがよかったです。
1時の無料ボートに乗って、ウエストサイドまで行き、「サンド・アンド・シー・リゾート」のプールで過ごし(!)、タイに上陸してから初めてまともなご飯にたどり着いた私たち。遅いランチに夫はタイのビール「チェン」を賞味し、私は本場のカレーを頂きました。
夫は手堅くパッタイを注文。麺より野菜が多かったです。下は私のグリーンカレー。バジルとナスがたっぷり入っていました。真中はおなじみチキンサテ。二種類のタレがおいしかったです。どれも思ったほど辛くなかったかな。

ロゴがかわいいタイのビール、チェン。チェンはゾウのことだそうです。ほんとかな?このほかにも「シン」というブランドのビールがありました。チェンはアルコールが6%と高く、知らずに飲んでいた夫はあっという間にほろ酔い気分。以降「シン」に切り替えていました。
この後また「サンド・アンド・シー」の快適なプールで夕方まで過ごした私たち。ホテルに帰ってからは暑さと朝の冒険ですっかり疲れてしまっていたので、「ちょっと一休み」と夕方5時ごろゴロンと横になったら最後、目が覚めたら朝になっていました。
私たちのタイでの一日目は、こんなふうでした。
さて、空港からはシャトルバスを探して、観光の中心地であるアオナンという町に向かいます。南国のこういう空港は客引きのお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが元気なので、気をつけなければいけません。でも綿密にリサーチをしてきた私は、そんな声を無視してまっすぐにシャトルバスのカウンターへ。一人片道400円。空港からアオナンまでは1時間近くかかるので、タクシーでは行きたくないですね。スケジュールはなく「満員になったら出る」というテキトーなシャトルバスですが、無事に乗れてクラビ中心地へと出発しました。
今まで旅行をしてきた土地では現地の「文字が読めない」という場所はなかったので、今回のタイで初めてそれを体験しました。でもそれも旅情をそそり、南国独特の、沖縄やパラオにちょっと似た風景の中をバスは進んでいきます。乗客はほぼ100パーセントヨーロッパ系でした。
アオナンのロングテールボート乗り場でおろしてもらい、幸い同じくライレイビーチに行くというアメリカ人の3人組と一緒になりました。この中の約一名がかなりタイには詳しいらしく、テキサスなまりの英語でちょっと自慢げにいろいろ教えてくれました。
ロングテールボートには、ビーチから乗ります。ということは運が悪ければモモのあたりまで思いっきり濡れるので、おしゃれなんかしているととても後悔することに。ロングテールの名前の由来は、舵をとるためのモーターが長いポールの先についているため、それが船のしっぽのように見えるからだそうです。木製のこの船、とってもいい雰囲気で私は大好きになりました。(ただしモーターは相当にうるさいです。)
アオナンから、奇岩が砂浜から何百メートルも突き出ている素晴らしい景観のライレイビーチに到着。ロングテールボートは舳先にカラフルな布をリボンの用に巻いているので、それが何隻もビーチに並んでいる様はとてもきれい。
さて、ここで前回のブログの続きとなります。以下はライレイビーチのマップです。ライレイビーチといっても、実際には西と東の二つに分かれていて、有名なのは西のビーチ。東のビーチは、一応ビーチはありますがほぼロングテール発着所として使われており、泳ぐ場所はあまりなくマングローブがたくさん生えている感じ。ただし景観が素晴らしいので、このエリアでは5つ星のリゾートであるRayavadeeはこちらのビーチにあります。西のビーチから東のビーチのプリンセスリゾート(地図参照)までは歩いて10分ほど。

前回のブログでも書いたように、私のリサーチではチェックインの時間は引き潮に当たっていました。でもライレイビーチまで問題なくこれたので、次はこの半島を回って、夫が選んだ「グレート・ビュー・リゾート」(右上赤矢印参照)までロングテールで行けばいいだけ。5分もあれば行ける距離です。ビーチでボートのお兄ちゃんたちを捕まえて、そこまで乗せて行ってほしい旨を伝えました。が、「今は引き潮だからいけないよ。」との答え。
ほらきた!さあどうするよ、夫くん。
夫はさっき一緒に乗ってきた、テキサスボーイを捕まえて何か聞いているおもったら、「イーストサイドまでは歩いて10分で行けるって。だから歩こう。」嬉々として戻ってきました。でも私は知っていたのです。イーストサイドの繁華街まではもちろん10分で行けるけど、うちらの泊まるホテルはそこからまだまだ先。ホテルのウェブサイトには「ウェストサイドから歩いてお越しになるのはお勧めできません。」とまであったのです。
でも「スポンテニアスに旅したい夫」はまだまだ強気。「大丈夫、大丈夫。」と10分でつけると思っているらしいのです。皆さんは覚えていらっしゃると思いますが、私たちは2時間ほど前に空港に降り立ったばかり。足元にはこれからタイで8日間過ごすためのスーツケースがあるんです。
気温35度湿度80%ぐらいの中を、スーツケースをガラガラ引いて歩きだす私たち。(ちなみにこの辺から私は無言でした。)約10分後、イーストサイドにつきました。もちろん私たちのホテルはありません。「あれ、もっと先なのかな?」と歩き続ける夫と無言の私。たくさんのホテルが並ぶ前の狭い道をとぼとぼと歩いていきます。さらに10分ほど歩くと「グレート・ビュー・リゾート、こちら」という看板が。ただしここからの道はアップダウンが激しくなっており、ふやけた私たちの足には早速水膨れができ始めていました。
でも進むしかない私たち。「思ったより遠いね。ごめんごめん。でも着いたら、荷物なんか後回しにして、とにかくプールに入ろうよ。なんてったってこのホテルにはインフィニティープールがあるからね!そして冷たいビールで乾杯しよう!」となんとか私を励まそうとしている夫。
このあとさらにもう一つ「グレート・ビュー・リゾート、こちら」の看板を通過し、ついに到着しました!歩き始めてから軽く30分。足にはもう痛い水豆が2つ、3つ。炎天下にスーツケースを引いてのアップダウンのおかげで、来ているものはほぼ汗でびっしょり。でも気を取り直して、さあ、プール、プールとレセプションに向かう私たちの目に飛び込んだのものは…。
「プール工事中」の看板と、水の入っていない空のプール。
・・・・・。
この時の私の気持ちは、もう御想像にお任せします。覚えていますか?前回のブログで書きましたが、このホテル、景観を売りにして山の斜面に建っているので「ビーチはない」んです・・・。唯一の頼みの綱だったプールなのに…。
「プール工事中ってどういうことなの?」とレセプションで聞いている夫。「申し訳ありません。『今日だけ』使えないんです、明日には間に合うように水を入れますから。ご迷惑をおかけしますので、同じ系列のサンド・アンド・シー・リゾートのプールを無料でご利用いただけます。」との答え。
ここまでお付き合いくださった皆さん、どうぞこの「サンド・アンド・シー・リゾート」がどこにあるか地図でご覧ください。そしてみなさん、このホテルこそ私が「絶対こっちのほうがいい」と夫に訴えたホテルなんです!!
そして覚えているでしょうか、私たちは翌朝9時半のフェリーに乗らなければいけないんです。ということは、プールに水が入っても、私たちが入る時間はなーい!んです。「サンド・アンド・シー」にしておけば、今朝ロングテールから降りて約30「歩」でホテルに着き、その10分後には部屋に入り、さらにその10分後にはプールサイドで涼んでいたはず。さらに、翌朝のフェリー乗り場もこのホテルの目の前なんです。ビーチはきれいだし、プールには水は入っているし、朝も少しはのんびりできる、潮の満ち引きの心配も全然なし!
暑さに弱い夫は、プールに入れないことを知ってかなり落ち込んでいました。そしてそれに輪をかけるように次のやり取りが行われました。
ホテル「1時に無料のロングテールボートを出しますので、よろしければそちらでサンド・アンド・シーまで、いらっしゃれますよ。」
夫 「じゃ、とりあえずビールください。」
ホテル「申し訳ありません。当ホテルはオーナーのポリシーで、アルコール類は一切置いていないんです。」
夫 「・・・。」
あれだけの長い道のりを炎天下やってきて、プールなし、ビールなし!罰があたったのね、夫くん!私は、といえば、自分の決断の甘さをモーレツに後悔している夫の表情を見れたので、意外にも気分は晴れ晴れ。でもこのホテル、一泊にしておいて本当によかった!
唯一ポジティブだったのは、ホテルの部屋。モダンなツリーハウスといった感じで、部屋にはエアコンもバッチリ入り快適。大きなバルコニーも付いていて、家具やランプもセンスがよかったです。
1時の無料ボートに乗って、ウエストサイドまで行き、「サンド・アンド・シー・リゾート」のプールで過ごし(!)、タイに上陸してから初めてまともなご飯にたどり着いた私たち。遅いランチに夫はタイのビール「チェン」を賞味し、私は本場のカレーを頂きました。
夫は手堅くパッタイを注文。麺より野菜が多かったです。下は私のグリーンカレー。バジルとナスがたっぷり入っていました。真中はおなじみチキンサテ。二種類のタレがおいしかったです。どれも思ったほど辛くなかったかな。

ロゴがかわいいタイのビール、チェン。チェンはゾウのことだそうです。ほんとかな?このほかにも「シン」というブランドのビールがありました。チェンはアルコールが6%と高く、知らずに飲んでいた夫はあっという間にほろ酔い気分。以降「シン」に切り替えていました。
この後また「サンド・アンド・シー」の快適なプールで夕方まで過ごした私たち。ホテルに帰ってからは暑さと朝の冒険ですっかり疲れてしまっていたので、「ちょっと一休み」と夕方5時ごろゴロンと横になったら最後、目が覚めたら朝になっていました。
私たちのタイでの一日目は、こんなふうでした。

