カナダに住み始めたばかりのころ、英単語のなかでも一番基本的なBoys とGirlsの認識を大きく変える場面によく出会った。
Boysといえば少年たち。Girlsはもちろん少女たちと日本語で訳すのが一般的。日本人の私が、この「少年・少女」という言葉からイメージするのは、もちろん小さな子どもたち。ぎりぎりティーンネージャーか。
勘の良い人ならもうお分かりだと思うが、英語圏では、この年齢制限が思いっきり取り払われている。
たとえば、家族・親戚一同集まってのファイミリー・リユニオンなどあるとする。そんなとき、「じゃあこれからボーイズはゴルフに行きます。ガールズはアフタヌーンティーで楽しんでください。」というアナウンスがあった場合、このボーイズは12歳の少年から60歳のおじいちゃんすべてを含む。ガールズにしても同じこと。
レストランに、妙齢(仮に平均年齢50歳としよう)のおばさん達が入ってくる。「ハーイ。ガールズ、ハウ・アー・ユ?」といった具合に、お店の人は挨拶する。(まあこれはちょっとカジュアルだけど)
朝の通勤途中、まだ7時だというのに、道路工事にいそしんでいる工事関係のおじちゃんたちを見て夫が一言。「ボーイズは朝から精が出るねー。」
私からしてみれば、これはとってもキュートな表現だと思う。80歳くらいのおばあちゃんが、「ガール」と呼ばれているのを見るととてもほのぼのした気持ちになる。70歳ぐらいのおじいちゃんたちが「ボーイズ・クラブ」なるものを結成して、娯楽に励んでるのを見るのもほほえましい。
なので、英語圏へ行って「あなたに紹介したいガール(またはボーイ)がいる」と言われて、出てきたのがおじいちゃん、おばあちゃんであってもびっくりしないようにしましょうね。
